入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

        Ume氏の入笠 「夏」 (6)

2015年06月11日 | 牧場その日その時

Photo by Ume氏

 山にいるとやはり、天候のことが気になる。梅雨入り宣言が出て、今日と明日は雨の予報だったが、どうやら今日はもつようだ。となると、明日の入牧は雨の確立が一段と高まりそうな気がする。ひとりなら雨もさして気にはならないが、たくさんの人が来て集団で仕事をするには、やはり晴れてくれた方が有難い。
 前にも書いたが、7か月の契約期間の中で約3分の1は雨か霧の日で、これに耐えれないとこの仕事はできない。牛も同じく雨が降ろうが風が吹こうが、台風に襲われようが、草原や森の中で4か月を暮らす。ここには畜舎というようなものはない。この間に梅雨の季節があり、それに秋の長雨が加わる。
 ここに登ってくる乳牛はどれも、搾乳対象外の牛でなければならず、生後1年そこらの子牛から妊娠中の牛、あるいは肥満が原因で妊娠が困難な牛などがいる。それともうひとつ、自然交配を目的とした牛のグループがやってくるが、残念ながら当牧場には2年ほど種牛(雄牛)が上がらず、牧場の主要な機能を果たすことができない期間が続いた。これが入牧頭数激減の原因のひとつと考えられている。幸い今年から、”見習い”が来ることになり、大きな課題が一歩前進した。
 その他に、それほどの数ではないが和牛も来る。この牛たちは牧場を下りてからは繁殖牛として、食肉用の和牛を”生産”する。

 急に話は飛ぶが、一般消費者に対してもう少し酪農業の実態について、関連業界はもっとPR(「宣伝」の意ではない)の必要性を考えるべきではないだろうか。どこぞかの訳知らぬ天然水などに、牛乳が価格も含め負けているようでは、酪農に関連する業界として情けないと思う。エスキモーが米の生産や、バナナの栽培について話し合っているわけではないのだから、よい知恵をもっと出さないと、ますます酪農業の先細りを加速させてしまうだけだ。それに酪農家にばかりしわ寄せしているように見えては、上手くない。以上久しぶりの毒。

 Chiyさん久しぶり。近くて遠く、遠くて近い、いつも元気でブログで対話していまする。星空がきれいな時期にToshy氏とお出掛け下され。

 入笠牧場の山小屋「農協ハウス」及びキャンプ場の営業に関しましては、4月26日のブログをご覧ください(日付をクリック)。また入笠牧場からの星空に興味のある方は5月25,26,27日のブログにアクセスしてください。また、カテゴリー別に整理しつつあります。
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