入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

        「夏」 (12)

2015年06月28日 | 牧場その日その時


 目覚める時間を間違えてしまった。現在午前3時半、まだ鳥の声は聞こえてこない。しばらく布団の中にいたが再度寝付けそうにもなかったので、面倒になって起きてきた。睡眠薬代わりにビールでも飲んで、もう一度鳥さんの起き出す朝まで眠ろうというわけだが、サテ。
 音のない山の夜も、またいい。と、書いたら、あっ、もう、鳥の声が聞こえ出した。チオチオチチと鳴いている。あの鳥も目覚める時間を間違えたのか。しかしこうなると他の鳥も黙ってはいられなくなるのだろう。ホウ、ホウという声が聞こえてきて、止んだ。周囲に遠慮していたカッコーまでがついに耐えきれず、目覚めの一声を聞かせてくれた。寝ぼけっているのかトウキョウトッキョは、最後のキョカキョクを鳴かずに終えてしまった。
 いつも森はこんなふうにして朝を迎え、目覚めていくのか。鳥たちの流儀。
 権兵衛山の左肩が茜色に染まり始めた。久しぶりに目にする美しく、すがすがしい朝焼けだ。「モルゲンロート」なんて言葉も浮かんできた。


  お前は可愛いなぁ

  よしよし

 Ume氏が昨日やってきて、和牛の#122と一緒の写真を撮ってくれた(上の2枚)。

 昨日は第1牧区で3頭の牛が行方をくらました。その中にはあの#14も入っていたので、脱柵という最悪の事態を考えた。こういう、人を見ると逃げようとする牛を、柵の中に戻すのは至難である。幸い、雷電さまの森を再確認するため登っていったら、昨年の台風のときと同じように、東側の牧柵の凹みにおとなしくしていた。一昨夜の雨にはさすがにまいったのだろう。今日は、牛を探すために中断した第1牧区を囲む電牧の下の草刈をして、食糧がなくなったので里へ下りることにする。

 入笠牧場の山小屋「農協ハウス」及びキャンプ場の営業に関しましては、4月26日のブログをご覧ください(日付をクリック)。また、入笠牧場から眺める星空に興味のある方は5月25,26,27日のブログにアクセスしてください。

 
コメント
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