入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

         Ume氏の入笠 「夏」 (10)

2015年06月23日 | 牧場その日その時

Photo by Ume氏
 
 「山の人になるはずじゃあなかったんですか」と問われた。確かにそのつもりでいたが、これが思ったほど簡単なことではないことが分かった。里には里のしがらみがあって、「長期に家を空けるなら、事前にその旨を伝えよ」と、留守の間に区費やら何やらの集金にきた長老さまを怒らせ、お叱りの文(ふみ)まで頂戴した。
 また、今財布の中も心許なく、しかしその補填をする時間がなかなか取れない。昨日はDさんたちが同級会ということで、山小屋「農協ハウス」ですき焼きをしていたのに刺激され、その夜の”一日を閉じる祭り”はすき焼きと決め山を下りた。偶々時間的に間にあいそうだったので、これ幸いとATMに飛び込めば、財布を忘れていることに気付かされた。我が事ながらその失態に怒り狂い、余計にムキになり、思案の挙句恥ずかしながらTDS君に助けを乞うた。
 振込もしなければならないし、草ぼうぼうの庭も何とかしなければまたご近所さまの不興を買う。冷蔵庫は里も上も両方が早く消費をと迫る。色々な所からの手紙、書類も中には放ってはおけない物もある。回覧板などという物もある。犬や盆栽も幾鉢かある。
 分かった!この気儘な一人暮らしが、逆に自由になれない根源だったのである。家人さえいてくれれば何事も任せて、もっと自由に家を空けることができたのだ。なんという、この深淵なパラドックス。独り身を前提として、というか幾年も当然として生きてきたが・・・、さりとていまさら、ムー。

 Dさんたちは、こんな山小屋での同級会の一夜を、大いにに愉しんでくれたようで良かった。昨日、今日と少し案内をしたので、皆さんに入笠の評価を高めてもらえたと思う。中には60歳で山を始めて、マナスルに登ったという女傑もいた。

 入笠牧場からの星空に興味のある方は5月25,26,27日のブログにアクセスしてください。また、入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場に関しましては4月26日のブログをご覧ください(日付をクリック)。
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