
予定通り、牛は全頭が里へと下りていった。ほとんどの牛が体重をしっかりと増やしたことは、特筆しておきたい。これで、入笠牧場の評価が上がり、放牧頭数の増加につながればいいのだが。
牛のいなくなった夕暮れの放牧場を見ていると、寂寥感と虚脱感がないまぜになって襲ってくる。どうやら秋もまたその最良の時を過ぎつつあるようで、さっきキャンパーの巣鴨さんを誘って夕日を見に出かけたら、折しも西山に沈みかけた太陽の残光が、森を狂ったような彩りに染めていた。

昨夜は常念岳の麓に泊まり、今夜は入笠に泊まる。時が忙しく過ぎていく。
ようやく、管理棟の公衆電話が復活した(0266-62-4122)。昼ごろと5時ごろなら電話対応が可能です。また、もしも越年営業を希望される方が多いようなら、12月31日から1月3日ころまで、小屋を開けようか思案中です。
名古屋のTさん、コメントいつもありがとうございます。励みになります、今後もよろしくお願いします。年齢につきましては、こちらにお越しの際、直接聞いてやってください(笑)。
入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27の営業」を、また天体観測に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。