Photo by Ume氏
広い草原に腰をおろして、周囲の秋を眺めてきた。落葉松の森は黄色く装いを替え、白樺やダケカンバは少し葉を散らして身軽になったようだ。牛たちはもうすぐ山を去ることも知らず、塩でもくれろと愛想を見せて寄ってきた。大型の囲い罠にいる2匹の小鹿は、日中はまったく姿を見せず、今日で4日目の夜を迎える。ずっと気になっていたテイ沢の、下から1番目の橋を架け替えた。明日、渡り初めをするため、わざと横板を何枚か残し、未完成にしておいた。
日が暮れかけたというのにまだ寝屋に還らず、カラスが鳴いている。疲れているのか、うっかりと10分ばかりうたた寝をしてしまった。帰ろう。外はもう真っ暗だ。
今日Ume氏は生徒を連れて、千畳敷でカメラの講習会を開催したようだ。巣鴨さん、連泊して鹿嶺高原までを往復したらいかがです。
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