入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’16年「晩夏」 (3) 

2016年08月07日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など



 下では猛暑が続いているらしい。昨日二日ぶりに里に下りたら、陋屋の中にも日中の暑さがその名残を淀ませていた。上ではぐずついた天気にいらつき、挙句にブログの題を早々に「晩夏」などとした自らの短慮を嗤うべきかも知れない。A夫さんからも「もう秋ですか」と問い合わせのコメントを頂戴した。
 しかしいくら取り繕っても、容色の衰えを隠しきれないかつてのあの大女優のように、やはり夏ももうその終わりの予兆を、幾日もしないうちに少しづつ見せ始めるだろう。それでいい。昨年もそうだったが、さんざんに翻弄してくれた夏に何の未練もない。



 今朝上に来る途中、小豆坂トンネルの手前で、後ろから来た車に先を譲ろうとして声をかけられた。荷台にいたHALのことを尋ねられたのだが、話しているうちに弘妙寺の住職と、大黒と分かった。法華道のことや宗良親王のことなどあれこれ話し、別れた。
 今は無理だが、牛が下りたら、身延山にも足を伸ばして、もう少し調べてみたいことがある。法華道は赤坂口(栗立川)と芝平口(諏訪神社)の両ルートが残るが、時代の流れとそのあたりのことがどのように関連するのかも調べてみたい。因みに、”明治の伊能忠敬”とも言うべき神足勝記は、赤坂口から入笠に入ったようだ。

 ついに昨夜、初フライトに成功した。望遠鏡が夜空の一点を見事にとらえた。無窮の遠(おち)、宇宙はいい。その極小の光の点に向かって飛翔し、星への短い旅をしてきた。ここに来て煌めく銀河を眺めたら、君の鬱屈なぞ皆きれいに洗い流されるだろうに、早く来い。

 山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H28年度の営業案内」をご覧ください。

 
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