入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’16年「秋」 (36)

2016年10月03日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 雨の日だが、最低雲高が高いせいで、第3牧区に展開した牛の群れがよく見える。一番遠くにいる牛のすぐ傍に電気牧柵があるが、連日の雨のせいでソーラー発電の電気はいつにか使い切って、恐らく電流は流れていない。それでもその細いアルミ線も通常の牧柵と見做してか、牛はいまのところ脱柵を試みようとするふうはない。
 下牧は17日と19日と決まった。そろそろ良い天気になってもらわないと牛が可哀そうだ。



 この1本の黒い管の中を通って、牧場やキャンプ場、山小屋で使う水が、水源から1500メートルくらいの距離を、落差だけで運ばれてくる。目下、この春に新しく取り換えた部分を張り直し、埋設しようとずぶ濡れ、泥だらけになって悪戦を重ねている。
 距離にすれば50メートル位だが、以前に埋設してあった場所は崩落して、管が露出してたわんだ状態になってしまったため、毎年春先になると決まって弱い箇所を選んで水が噴き出した。修理も最早限界と、少し逆勾配になるが新しい管を、以前より高い位置のダケカンバとモミと林の中に移設することにした。
 管の取り換えは業者に任せたが、それをうまい位置に、できるだけ水平に埋設する役は、言い出した管理人に投げられた。労の多い仕事で、特に太い根っこにぶつかると、そのたびに掘り起こしたり、切らなければならない。それでも、こういう作業があまりいやにはならないのは、一人であるということも重要だが、牧場の仕事をやるようになってようやく自分が、肉体労働者向きの人間であることを識り、受け入れる気になったからだろう。
 急な山腹の下を初の沢が流れていて、一息入れると快い瀬の音が聞こえてくるのもまた、大きな支援となってくれている。

 昨夜、わずかの間だったが、星空が見えたらしい。「あんな美しい星空を見たのは生まれて初めて」と、これは妙齢を微妙に過ぎた(失礼)名古屋のNさんの奥さんが、思わず洩らした弁。

 山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては、カテゴリー別の「H28年度の営業案内」及び「続・H28年度の営業案内」をご覧ください


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