
山道に落葉が目立つようになった。それも美しい。だが、いつの間にか10月も半ばを過ぎてしまえば、秋はもうそろそろそ退場の準備でも始めるつもりなのだろうか。昨日はあれほど褒め称えたのに、ここでこらえるだけこらえなければ、今年は随分と存在感のない秋だったと思われてしまうだろう。
昨日のようなあんな晴天でなくても構わない。きょうのような高曇りの空でもいい。あるいは紅葉に煙るような雨が降るのもいい。ともかくどうかゆっくりと季節は進んでいって欲しい。この秋に寄せる思い、佳人が老いてゆく身を少しでも遅らせたいと願う気持ちと、似ているかも知れない。


今年の「ツタウルシ大賞」もまだ決めてない。Ume氏からも、先日の冷え込んだ早朝の、霜の降りたヒルデエラ(大阿原)の写真を送ってもらってある。しかし、あえてまだ載せないでいる。それもこれも暖かな秋のイメージ、かの国で言う「インデイアンサマー」を、少しでも長引かせ、実際に目にしてもらいたいと考えているからだが・・・、早くしないと、早くしないと。
山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては、カテゴリー別の「H28年度の営業案内」及び「続・H28年度の営業案内」をご覧ください。