入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’17年「初冬」 (6)

2017年11月07日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 コナシの枯葉が落ち尽くしたキャンプ場で、初冬の柔らかな陽射しを浴びながら水回りや、露天風呂の冬支度を始めた。いろいろなことが終わりつつあるという安堵感ばかりでなく、終幕を迎える寂しさのようなものも併せて感じている。また、できずに終わってしまったことには、若干の悔いが残る。
 牧柵、就中電気牧柵の冬対策には、手を付けることができないでいるうちに幾日も過ぎたが、それも、第4牧区については今週中には終える予定でいる。ただ、鹿対策用の第1牧区の電気牧柵については例年のように、ここへ雪が来るぎりぎりまで作動させておかねばならないだろう。



 昨夜は「みろく」の3名に加え、百姓山奥いつもいるが飛び入りした。電話に出ないので、何かあったかと親切にも心配をしてここまで来てくれたのだ。確かに昨夜は、ずっと携帯を軽トラの中に放置したままそのことを忘れていた。そんな事情など知らない山奥氏は、先日も相模湾へ漁に行き、その時の獲物を魚に飢えた者にも分け与えようとして、待っていてくれたようだった。ところがこちらは雑事に紛れ、うっかり連絡するのを忘れてしまった。
 その夜山奥氏、大いに語り、飲み、ついに帰ることができず管理人室で轟沈、朝まで猛獣のような大いびきをかき続け、朝霜が融けるころに山を下りて行った。
 感動の物語は、氏がその前にわずかな時間を使って、カツオの味噌煮を作り置いてから姿を消したことだった。ここに書いても氏に伝わるか分からないが、それでも一言心から、ありがとう。ついでにもう一言、またよろしく。
 
「みろく」のお三方にも、いろいろとお世話になったばかりでなく、教えられること多く深くお礼申し上げます。上にいた5日間、マナスル山荘本館の皆さん、岳さん、北原のお師匠、にゅうさんにもお世話になりました。多忙だった上での生活を終えHALと一緒に、これから山を下りることにします。

 橋MTさん、FMZ君が、エコパークに関する新聞記事のコピーを送ってくれました。ありがとうございました。

 11月から、冬季営業となります。カテゴリー別の「28年冬季営業の案内」を参考にしてください。料金を含め、営業内容は昨年と同じにしたいと思います。
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