入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’17年「初冬」 (9)

2017年11月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 写真は、山室の集落の一部。ここら辺りで山室川の流れは左に折れ、やがて三峰川と合流する。この山室川に立ちはだかり、流れを大きく曲げた山がさらに東へと延びた先に、「月蔵山」があり、戦国の世に難攻不落と言われた高遠城も、ここから砲撃された織田軍の大筒の前に落城したという。武田勝頼の弟、仁科五郎盛信の壮烈な最後とともに、今に残る口碑である。
 また、川が削った狭い谷間を上流へと行けば、荊口、芝平の集落があることはすでにここで何度も触れたが、このような山の中の集落に、立派な総二階の家屋が時々目に付く。養蚕(ようざん)が盛んであったころに財を成した家々の名残だと思われるが、いつしかもう、往時の面影は薄い。
 もっと引き寄せて撮れば、そういう家がこの写真にも写るはずだが、とりあえずはiphoneのせいにしておきたい。同じく、この写真からは、なぜこのような集落に惹かれるのかも、伝えられない。残念である。





 上の写真の大型ストーブ、本日、時代遅れの山小屋に到着した。下の写真がほぼ同型のストーブで、山小屋の玄関にあるから知る人も多いと思う。他に中型が2台がある。
 そこで、ここで大きな声で叫びたい。「もう、寒いなどとは言わせない!!」と、(太字のゴシックで書きたいくらいだ)。
 確かに、この小屋は時代遅れで古い。ガランとした48畳を12畳づつに区切る仕切り・パーテーションがあるだけだ。しかし、ガスコンロや釜、冷蔵庫や食器もある。使い方次第である。
 なお、穴熊や雪害によるトイレの補修、改装については、喫緊の課題として充分に、痛切に認識している。そう遠くない日に、ここからまず、時代遅れを挽回したい。

 牧場は19日で閉めますが、その後も例年と同じように、折角いただいた予約にはできるだけ応じたいと思っています。   なお、11月からは冬季営業となりました。カテゴリー別の「28年冬季営業の案内」を参考にしてください。料金を含め、営業内容は昨年と同じにしたいと思います。
 
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