入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「春」 (41)

2020年04月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨日、上に来たら、期待した通り囲い罠のゲートが落ちていた。気温が上がると、鹿の行動も活発になるはずと予想していたからだったが、なんと捕獲したのはたったの2頭のみ、がっかりした。今年最初の捕獲とあれば、最低でも獲物は10頭くらいでないと、鉄砲撃ちを下から呼び上げるのに気が引ける。
 さりとてその鹿たちをいつまでも罠の中に置いておけば、他の鹿が囚われの仲間を見て、囲いを罠と知って警戒するようになる。思案の末、偶々来た山ツクモ氏の手を借りて逃がすことにした。
 
 第1牧区の電気牧柵は、電圧を測ったところ9千ボルトという結果が出た。まずまずと言える。この電気柵は、その効果は別にしても、鹿対策用だから設置を急いだが、第3と第4牧区のように牧区を仕切るための電気牧柵の場合は急がない。というよりか、むしろ両牧区で使うアルミ線は第1のリボンワイヤーと比べて鹿に簡単に切られてしまうから、入牧の予定が決まったころからやる方がいい。それでも間に合う。
 
 水回り、電気牧柵、そして鹿、かくして牧場の日常が始まった。それでもコロナ禍のせいで今年は連休中に人が来ない。その分は、テイ沢の倒木処理に時間と、労力を回すことができるだろう。
 そのテイ沢へは、すでに昨日様子を見に行ってきた。きょうも行く。きょうはヒルデエラ(大阿原)まで上がって、沢全域の現状をしっかりと見ておこうと思っている。





 テイ沢の中で倒木の被害が一番大きい所は、下から5番目の丸太橋の手前だと分かった。ここは3本のモミの木の倒木が折り重なっている。それより上部にも幾箇所か倒木はあったが、通行には支障のないようにだけはしてきた。
 最低でも人が沢を通れるようにするには、まだ5か所の倒木を除去しなければならず、景観など他のことは無視するか後回しにするしかない。有難いことに、丸太橋に被害はなかった。

 今朝降圧剤を飲むつもりで、間違えてHALにやる犬用の薬を飲んでしまう。そのせいもあるかも知れないが、だるい。5か月の冬ごもりですっかり身体がなまってしまったらしく、2台のチェーンソーを持っていってもきょうはノコギリに頼り、一度も使わずに帰ってきた。年齢から来る体力の衰えと、バランスが悪くなったことを痛感した。

 本日はこの辺で。
 
 
コメント
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