入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「冬」(7)

2020年11月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 今年、14年目の契約も、残すところついに10日を切った。きょうも朝は冷え込んだようで、水道の流しは凍結していた。きょうこそ、水道の水を落とす。
 昨日は里に下った。里の行事に関すること、灯油が底を尽きかけていること、そして血圧の薬が切れてしまったことなどで、特に今冬は炬燵を使うか迷っているだけに、灯油だけは確保しておきたかった。幸い3件の用事は何とか済ますことができた。
 高遠は現在工事が幾箇所も重なり小豆坂も通行止めになっている。そのため今朝も、長谷の非持から山室を通り、荊口からはいつもの山道を上がってきた。「長谷」とは正しくその名の通り、三峰川と山室川が造った長いながい谷の中の集落であり、少し遠回りにはなるがお気に入りの経路だ。特に秋から初冬にかけて、芝平を含めて谷中が燃えている紅葉の今が一番だと、楽しみにしている。

 先日、山奥氏に手伝ってもらって直した囲い罠に、12頭の鹿が入った。明日、下から鉄砲撃ちが上がってきて殺処分することになっている。恐らく「有害動物駆除」の名で行われる今年度の鹿の捕獲は、今月の15日から猟期が始まるため、これが最後になるだろう。牧場内は保護区であり、有害駆除は来年の3月まで有効であっても、複雑な事情が絡み、猟期中は自粛することになっているらしい。





 追い上げ坂の上部の写真。ススキの刈込みはこんな感じで、下から上まで約300㍍がほぼ終わった。この結果が分かる来春が楽しみだ。牧草など新しい植生の生育に効果があれば、さらに範囲を広げるつもりでいる。 
 ススキに風情があるのは充分に分かるが、やたらどこにでもに生えるから放牧地にとっては大敵である。放っておけばどこまでものさばるわが陋屋の庭の雑草以上に、放置しておくわけにいかない。
 そして次の露天風呂のPHは基礎が大幅に改修された現在の様子。使用した木材はクリとケヤキで、これが原因で山奥のオヤジサマとの1年に及ぶ断交の話は面白いが、やはり控えておく。これで来年からは大人が一度に3人や4人入っても全く問題なく、心行くまで入浴と、星空の眺めを楽しんでもらえる。何しろこの露天風呂は「星見の湯」と呼ぶのだから。
 ともかく全て、山奥のオヤジサマのお蔭で、これで老朽化が進むこの管理棟や山小屋は駄目になっても、露天風呂は存続するはずだ。
 
 本日はこの辺で。Ebinademaruさま、残念ながら折角の通信文ですが読めませんでした。
コメント
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