入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’22年「冬」(31)

2022年12月16日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 最近、各地での大雪の状況が伝えられている。西山(中ア)の経ヶ岳や西駒の降雪もいよいよ本格的になってきて、それが今冬は例年よりか早いような気がする。時折、この辺りにも風に乗って雪が舞うようになってきた。
 
 昨日も呟いたように入笠も、1月の初旬くらいまでなら車で行けるはずだが、この冬はどうもそれが怪しくなってきた。もう少し若ければ、Mさんが助言してくれたように途中からスノーモービルという手もあるかも知れないが、もうそこまでする気にはならない。ただし、ゴンドラの山頂駅からなら、牧場の小屋までは1時間もかからずに行けるからカンラカラカラ、ご心配なく。

 また、荷揚げについては越年や新年の料理のことを考えて心配しているだけで、普段の山行程度の物で済ますなら米、味噌、から酒に至るまで全て備蓄してある。冷凍庫にはマツタケも鹿肉もあるし、確かブタや鶏肉も探せばまだあるだろう。餅さえあれば、雑煮を作るくらいの食材はザックの隅に納まるはずだ。
 ところで、それらを誰が食べるのかということだが、今のところ越年が決まっているのは1名だけで、年が明けてから2人になるのかさらに増えるのか、まだ確定していない。というのも、まだcovidー19のこともあって表向きには越年営業はやらないことにし、正式には誘客していないからだ。

 そんなわけで、荷揚げと言っても餅と肉、それに野菜程度で、車に頼ろうと思わなければ厳冬期と同じように歩けばいいだけのことだ。スノーシューズの破断したゴムのベルトはすでにビニロン製の紐に交換したし、山スキーなら昨シーズンから物置に放り込んだままで埃をかぶっているだろうが、まず大丈夫だろう。後で見ておく。
 こんなことを呟いていると、段々その気になってきた。

 昨日は珍しく昼間の明るいうちに散歩をした。ふたご座流星群を見ながら歩くつもりが天気が期待できず、1時間50分ばかりかけていつもの順路を歩いた。一息入れた高台からは眺めた冬枯れの野や山が侘しく、むしろ、夜空の星や街の灯りの方が饒舌で、生き生きとしているように思えた。
 その前、風呂の中では何もせずにじっとしていられない者が、瞑想は55分間一度も時計を見ずに続けることができた。主体的に無為なる時間、空白を作ることができたことて一応満足した。もちろん、その間に押し寄せる雑念は牛の背中にたかるアブ、カのようで、尾っぽの代わりに鼻呼吸でそれを追いやった。

 本日はこの辺で。
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