入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「秋」(12)

2023年08月16日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 Photo by Ume氏

 約1週間、盆の休みも含めて台風7号の情報に翻弄された。被害も出た。亡くなった人もいた。江の島の海岸では、あれほど注意喚起がされていたのに海水浴に興ずる人たちがいて、それをテレビが写す。
「行くな」と言っておいてああいう人たちの姿をわざわざ見せれば、同じことをしようとする人がまた出るだろう。増える可能性だってある。そして事故が起きればまた非難めいた口調で報じるのだろう、顔をしかめて。

 囲いの中に鹿が3頭入っている。昨日も1頭を確認している。まだ仕掛けはせず誘引だけにしているが、そろそろ捕獲を考えても良さそうになってきた。
 そもそも牛たちを管理の難しい第2牧区へ持っていったのは、鹿の捕獲のために囲い罠と第4牧区を空ける必要があったからだ。牛が牧区内にいるのに罠を仕掛けたり、捕らえた鹿をズドン、ズドンとライフルで撃つわけにはいかない。
 もっとも、いつも言ってることながら、それで有害動物に指定されてる野性鹿の駆除にどれほど繋がるかははなはだ心許ない、分からない。鹿は、トリカブトのような毒性の強い草でも、それに対する耐性が次第に体内で作られていく動物らしいから、それで産めよ増やせよをやられたら、ここでの捕殺効果など高が知れている。

 ウクライナからの客人は昨夜33歳の誕生日を終えて、今夜もう1泊するようだ。管理人としてはもうすぐ父になる彼のために、台風対策を万全にして、何事も起こらないようにしておいた。
 年齢差ナント42、それでも知識はなかなか豊富で知らないことをいろいろと教えてもらった。ただ、今彼の母国で起きていることについてはあまり問わず、控えておいた。彼は長い間国を留守にしているし、興味本位で話題にするには気の毒だったからだ。
 
 昨日は「スラブ人」などと呟いたが、あの広大な土地を領するのはスラブ系ばかりでなくトルコ系もいればユダヤ系、その他もいる。宗教も「正教」ばかりか、イスラム教の信者は相当の数になるというし、ユダヤ教信者もいる。
「ソ連」と言って、「ロシア」と言って、これまでアメリカと並ぶ二大強国として主に表面的な政治や軍事力にばかり関心が傾き、あまり深いことは知らないまま来た。ただ残念ながら、もう、この深い鬱蒼とした世界に入っていくだけの気力はない。

 本年度の営業案内については下線部をクリックしてご覧ください。
 本日はこの辺で。
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする