牛の頭数は3頭でなく4頭、頭数確認は難しい
この週末は「混雑させないキャンプ場」もかなり賑やかになる。毎年某団体が8月最終の土、日と決めて、同好の士30数名がやって来てキャンプをするのだ。それが、前任の時代からずっと20年以上も続いているらしい。
以前はこういう団体が幾つか来ていた。自然観察や天体観測を目的にした人々だったが、やはりcovid-19の影響が大きかったというしかない。また、指導者が年齢を重ねたり、定年を迎えて縁の切れてしまった団体もある。
この週末は他にも予約が入っているが、例外的に混雑するかも知れないことを一応お伝えし、その上で来ることを判断してもらった。と言って、この30名以上が予想される団体も、キャンプサイトCを使用するだけで、他にもA、B、D、Eのサイトがある。
ここは言うまでもなく牛の放牧が主たる業務の牧場で、キャンプ場はささやかな副業でしかない。しかし、入牧頭数も年々減少し、かといって簡単に放牧料を上げることができないことは、飼料の値上がりなど畜産業者が抱えている諸般の事情からしても分かるかと思う。
国、つまり我々の税金かから多大な支援を受けながら、傍から見れば全く安易としか思えないガソリンの値上げ、のようなわけには行かないのである。それに関してついでに言えば、ガソリンの値段は長野県が一番高いらしい。
キャンプ場も、長年ここを愛用してくれている人々には、値上げをやってこなかったとは言わないが、やはり頭を悩ますし、難しい。どこかのキャンプ場のようにあんなものが必要かと疑問に思うような設備を設け、高い料金で集客に励むというようなことは考えていない。少なくも、自分の代では。
牧場が赤字では困るが閉牧などにならず、ここの自然が守られれば、それで任は果たしたと考えている。
また、キャンプは気持ちの良い自然の中で、日常とは違う、できればもっと原初的な生活を楽しむくらいでいいのではと思っている。美味い物を食べ、大いに酒を飲むのも非日常の範疇にいれてもいいが(クク)、便利な暮らしに慣れた日々の生活を省みる機会であってもよいのでは、と思う。
日ごろ女房任せの炊事を、夫がたまにやってみるのも・・・、ウーン、自分の女房のことを「奥さん」などと呼ぶ夫のいたりするご時世、もしかすれば家でも恐妻にこき使われているかも知れないから、その辺は一概には言えまい。
それはともかく、冬期には、常駐しているわけではないが、水道が使えなくなり深い雪の中を集水場まで歩いて行かねばならない。その一事をもってしても、蛇口をひねれば豊富な水が出てくる有難さが身に沁みて分かる。
どうもはっきりしない天気だ。実は、もうすぐ撮影が始まる。雨に濡れた草原が気になる。
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本日はこの辺で。