★冬期講習
早いもので10月も第三週の日曜日です。久し振りに晴れましたので例によって朝から出かけていました。昔私が住宅メーカーに勤務していた時にお世話になり建築させていただいたお客様ですがそこでいつも元総務課長さんとお茶を飲んでいます。どことなく自分の会社で建てた建物には愛着があります。そして気を許して何やかやと話をしています。
関市にも営業所がありましたが今はある料理屋さんが所有していますがそこの所長は愛知県の瀬戸市の方です。瀬戸市と言いますと今や飛ぶ鳥を落とす勢いの将棋の藤井聡太棋聖の地で静かな街が勢いがついて活気があるようです。にわか将棋士が増えテレビで解説をしているようなのですが盛り上がっているとのことです。藤井聡太氏は大舞台に出る前にはAI(人工知能)の詰将棋で三連覇したそうです。あまり私自身は将棋は知らなく挟み駒ぐらいしか知りませんのでよく分かりませんが人工知能は凄い手を読むそうです。先日勝利確定の99%の勝ちを収めるであろうとAIが予測しましたが最悪の一手で負けました。豊島将之竜王に残念ながら負けてしまい彼は非常に残念がっていました。たった一手のミスが命取りになったわけですが私どもの世界もその1点に泣いた人が沢山います。記憶に新しいのはもう五年ほど前だったと思いますが筑波大学の医学郡看護部を受験したのですが1点に泣きました。彼女は私ども自慢の生徒でお姉さんは岐阜大学教育学部卒業と同時に私どもの講師をして頂いていました。彼女は妹を入れると言って中学2年生の時に入塾させました。費用はお姉さんがバイトで稼いだお金で支払ってくれました。その年の子供は非常に優秀な生徒がいましたが岐阜高校に芥見教室から3名の生徒が合格いたしました。1点に泣いた彼女は結局は国立看護大学に行きましたが残念そうでした。お姉さんが岐阜高校に行けず岐阜北高校に行ったのですが私はその仇をとってやると笑いながら言っていたのを思い出します。お姉さんは今何処かの小学校の先生をしています。国立看護に行った彼女には太宰治の「ヴィヨンの妻」の初版本をプレゼントしてあげました。1点の重みは1点の重みではなく0点になってしまう訳です。1点に笑い1点に泣く・・・。これが入試です。
高校入試の概要、大学共通テストの概要は http://mm-homepage.com/dozan/
の「高校入試情報」「大学センター情報」に詳細は出ていますので見てください。新型コロナが蔓延し何とも仕事量が増え教室の換気や学習プログラムの整理などをしていますと何故か昨年より仕事がきつく感じますし精神的に追い込まれているような気がいたします。私がそんな気持ちですから生徒の方はもっときついのでしょう。修学旅行も日帰りでそれでも楽しんだようですがまだこれから行かれる学校もあります。しかし、兎に角実績だけでもというのも何と表現したらいいのでしょうか。ないよりあった方がいいよねと言うことかもしれません。要は思い出作りですので研修旅行のようなことはあまり期待は出来なかったと思います。そういえば昔期末テストに社会科の先生が非常に癖のある方でその修学旅行の経路や訪問先を全部期末テストにした時がありました。平均点は40点ぐらいでいつもかなり高得点を稼いでいた子でも落ちていました。性格診断まで必要なのかと憤慨していましたがこれも研修旅行の一環かもしれません。
これから中間テストや実力テストなど、今日も全統模試をしている学校もあるようですが試験のラッシュです。しかし、試験は受けなくては分かりません。第一日程、第二日程と分け私立大学は保険が掛けれて確実に合格が出来るところと言いますと最低でも3校は必要ですし出来ればもう1校増やして4校ぐらいは欲しいところです。試験の結果はどうあれ兎に角「第一目標」は外さないでください。勿論A判定であるならばいいのですが今年も地元志向が強いです。昨年は旧課程最後の年でしたし浪人は出来ないと言うこともあって国公立のボーダーがかなり下がっていました。今年は新課程最初の年ですがコロナの関係上遠く関東や大阪方面は敬遠されて地元志向が相変わらず根強いものになっています。従って国公立はB判定、C判定でもチャンスはあります。事実今年全統模試C判定から逆転で国公立に入っています。
一方、高校受験については非常に玉虫色でよく分からないのが実情です。第2回の岐阜新聞テストがもう今週中には返却されてくると思いますが岐阜県模試と噛み合っていませんので正直標準偏差値は微妙なところです。ここでは先般も説明いたしましたが例年の平均点を中心に考えていくことが大事だと思います。私どもの「志望校判定模試」を基準にしている生徒も見えますが受検者数が相当多くなっていますので偏差値はかなりしっかりしているはずです。ただ学校の進路指導の先生との話し合いがどのようになるかということですが以前は三分の一近くは私立単願でと石を投げるように言っていましたが最近ではそこも通り越して通信に投げていく先生も見えます。完全にサラリーマン化しているわけで生徒の皆さんの実力を1点でも多く評価してあげることがどれほどその生徒の未来に繋がっていくことでしょうか。単なる事務的に処理されたのでは適いません。
それにしても通信にしましても一クラスではなく最近では試験があるようですしクラスも3クラス、4クラスとあるとのことです。また従来の華陽フロンティアも1クラスかと思いきや4クラスほどあるそうです。これは私どもの先生が華陽フロンティアの先生を併用していますので分かったことなのですがどういうことを言いたいのかと言いますと、昔はそこまでひどくはなかったと言うことです。現在完全に二極化されて平均点が50点ではなくなってラクダ型のこぶが前と後ろの二つのこぶに分かれているようです。ですから多い方に平均点は引きずられることになります。
ともあれ試験の中身、結果は色々評価の分かれるところですが何としても自分の力を信じていきましょう。芥見教室では塾内生のAI atama+(人工知能)の無料体験は全員終わりました。それを見てみますと自分の躓きが非常によく理解できます。最初に学年の科目、単元を入れます。そして問題を解いていくのですが通常の映像ですと途中で止めて問題を解いたり考えたりする時間がありますがこのatama+にはそういうことはないのです。つまり90分ノンストップなのです。最初の単元に入ります。間違いですとAIはドーンと一気に下がります。中学3年生ですと中学1年生ぐらいに、そこで数問出されますが出来ればUPしますが出来なければ小学生5年、6年に下がります。ここで解説動画が入ります。そのうえで問題を数問解きますとAIは上昇に転じます。初級、中級と続いて理解ができれば合格となります。その間タブレットには時間設定がされています。解説を飛ばしたり暗算でやって間違いますとインストラクターのタブレットにアラートが入ります。そこで注意です。中には単なるタブレット学習だろうと思いノートすら持ってこない生徒も数人いましたが非常にタブレット学習のイメージとはかけ離れたものになっていたと言う驚きの表情でした。
このatama+は非常に勉強の遅れている子には凄く驚きの魔法の手品のようなものでした。宝物を手にしたような感じです。生き生きとした表情が私にビンビン伝わってきます。ただこのatama+だけでは少々心もとない気も致しますがそこは個別指導の老舗明光義塾です。標準編、発展編と別れていますのでそれに合わせて学習をすれば面白いです。こんなに集中して勉強したのは久しぶりと岐阜高校に行っている女生徒は言っていました。その生徒でさえ中学1年生に下がっていたのですから如何にAIは凄く生徒に寄り添っているのか分かると思います。
現在体験は終わりましたので生徒にアンケート及び今後のシフトの関係上選択を求めさせて頂いています。
①個別指導従来通り
②個別指導とatama+の併用(週1回英語であれば4回のうち2回はatama+など)
③atama+のみ
この3タイプに分かれます。従ってどれかには選択する必要はありますがテスト直前の場合そこの単元だけをしたいとか実力テストに合わせて今月はしたいが来月は個別のみとか自由な組み合わせが出来ます。勿論これに「土曜講座」を絡めていきますので非常に生徒の皆さんは有利な結果が出るかと思います。体験のデーターは挨拶文と一緒に同封しました。詳細については11月2日(月)から14日(土)の定例学習相談会にてご説明する予定です。このatama+で懸念されていましたことと言えば生徒の学力が下がってそこから這い上がらなくてはいけないと言うことです。ショックを感じると最初は心配もしていましたが数カ月前からモチベーションを挙げていましたので非常に楽しく受け入れてくれました。ある高校生は小学5年生まで下がってしまい正直焦りました。でもすぐに出来たので回復すると爽快な気持ちになって何か逆に自信になりましたと言う方や200点以下の中学生のある方は小学3年生、4年生まで下がっていました。でも彼は誇らしく「自信が出来た」、「もうこれがいい、これで行きたい」と言ってくれるのです。素直に如何に受け入れるかです。受け入れないのは我々講師陣なのかもしれません。
そういうわけで今月いっぱいでアンケートの回収をし来月から正式稼働をしていきたいと思っています。タブレット学習を従来のタブレット学習と同じに考えてノートすら持ってこなかった生徒たちはこの人工知能に対する認識が非常に甘く捉えていたのだろうと思います。しかし、やっと自分の間違いに気づき即勉強する体制に切り替えたのはさすがでした。これからは色々なスタイルが出来てくるでしょう。政府もデジタル庁の設置など新たな取り組みが始まりますがデジタル化は外せないと思います。講師に対する好き嫌いや指導力の優劣、問題に対する取り組み方などは生徒側からすれば色々な選択肢が出来てきます。
集団授業もまた回帰されてきています。景気が不景気になって安くいい塾(成績が上がる塾)に走る傾向がありますがこのatama+の費用は従来の月謝の中で相殺いたしますから費用は不必要です。科目は英語・数学・化学・物理の3科目です。やがて残りも出来るそうですが共通テスト8割に設定しています。東大コース、京大コース、名大コースや難関大学コース、一般大学コースに選択できます。中学生は入試8割に設定していますので400点がクリアできるようになっています。それ以上は発展編に切り換えれば大丈夫です。岐阜高校や東海、滝高校でも対応が出来ます。それよりも自分にAIが合わせてくれるのが嬉しいです。1問目の問題から即合わしてきます。アンケートが楽しみです。中間テスト、冬期講習が楽しみです。
<今日の言葉>
『空気と光と、そして友達の愛、これだけ残っていれば、気を落とすことはない』
ゲーテ
<今週のYouTube>
永井龍雲 『詩集』
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