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★第1回岐阜新聞テスト解説

2024年08月25日 16時36分24秒 | 受験

★岐阜新聞テスト

 去る8月18日(日)に実施しました岐阜新聞テストについて私が感じたことを遅くなりましたが書き留めておきたいと思います。第1回ということでまだ結果は出ていませんが月末までには出てくると思います。しかしながら第1回目は受験者数が非常に少なかったようですがこれは毎年のことです。偏差値はHPの http://mm-homepage.com/dozan/

「志望校判定模試」を見てください。
では具体的にお話していきます。昨年は受験者は4393人でした。平均点は273.4点です。科目的には下記の通りです。

国語 64.7点
数学 47.8点
英語 46.4点
理科 51点
社会 63.4点
合計  273.4点

 こうしてみますと数学と英語が非常に難しかったと言えます。高校入試の数学にしましても過去7年間(昨年の分は未公開)で最低は41点、最高は54点となっています。非常に特徴を掴んでいます。では今年はどうだったのでしょうか。点数は分かりませんが科目ごとにかい摘んでお話をしていきます。受験科目順にいきます。時間は1科目50分です。

<国語>
大問は5問です。注意することは読み書きの配点が20点あります。つまり20%。レベルは漢検3級より以下4級程度でした。この配点を満点にすることが国語攻略の第一歩です。次に第二問は文学的読解、第三問は説明文の読解と古文の読解、作文と出ていましたが第二問の文学的読解の作者藤野恵美は基本的には推理作家ですが今回は少年の成長過程についてのお話の切り取りでした。母子家庭の聖太郎と大宮製菓の御曹司光博の話ですお菓子を作る話ですが問題は左程難解ではなかったですしその後三問の説明文は易しかったです。反面古文は鎌倉時代後期の沙石宗は仏教読解で無住道暁が編纂したものです。最後の作文は必ず書けば点数に繋がってきます。ただ6行以上9行以内きっちりと書く。句点や、句読点、段落は一マス空ける基本的なことは日頃からの練習です。ただ配点は第二問、第三問の配点が大きかったです。

<数学>
最初の小問、つまり計算問題は配点が24点。ここでうっかりミスをするようでは志望校には行けない。ここはサービス点。特にコンパスを使っての問題に用意をしていなかった方は大いに反省をしてください。反比例、確率、関数、証明、総合問題と大問は6問でした。この中では関数、証明、総合問題が配点がそれぞれ18点で大きかったです。確率、1次関数の利用が少し難しかったような気がしますが証明は思ったほどの問題ではないです。最後の総合問題はゆっくり考えれば難しくはないはずです。
 全体としては昨年よりかは易しかった気もしますが点数的には50点は切る気がします。しかし、岐阜高校、岐阜北高校や加納高校に行かれる方はここで差をつけるようにしないと他は横並びですので出来た人はいいですが出来なかった人は反省をして強化してください。

<英語>
英語のリスにングは約10分でした。しかしこの点数の配点が驚くことに27点でした。ほぼ3割ありますから得意な方は楽だったと思います。しかし問題はその後です。短文読解が1問、長文読解が2問と78%占めていました。これはセンター試験が共通テストに変わってから一気に長文が増えてきました。従って構文がしっかりできていない人は出来なかった筈です。学校の実力テストも業者テストですのでかなり長文化しています。私どもは3年前から長文対策をしてきていますので出来たと思いますが結果を見るまでは分かりません。あと文法、英作は少しです。最近英会話に行かれる方が多くなりましたが英会話ではなく文法が日本は主流だということをもっと考えるべきです。勿論英会話も必要ですが英語で職業としている国は日本だけです。従ってテストでいい点を取るには会話より文法が優先されて構文の作り方をしっかりした方が点数は取れると思います。従って3年ほど前からこの傾向が続いていますので平均点はどんどん下がって来ています。昨年は46.4点ですが恐らく今年はそれを切るかもしれません。学校、塾でやっていないのでしたらしっかり目標を決めてしてください。

<理科>
理科は大問5問です。最初は総合問題で左程難しくもなく配点も低いです。ですから出来て当たり前となります。第2問、第3問、第4問、第5問は配点はいずれも21点で横並びでした。此処で特徴は選択問題が出て来たことです。選択問題に慣れていない方は少し大変というか戸惑ったかもしれませんが問題に対しての質問は受付してくれませんので選択問題AとBそれぞれやった方はいないと思いますが注意してください。出来る方を優先すればいいのです。私どものテストではそういう選択問題は常に対処していますのであまり苦労はなかったと思いますが中身についてはどうだったでしょうか。今年の問題はからだの問題や気体の性質、地震、電流と回路が出ましたが特別難解な問題ではなかったと思います。少なくとも昨年よりはいい点数になっているかと思います。電流の問題が少し難だったですが普段やっている問題から比べると余り大差はなかったように思っています。

<社会>
社会の問題の形式は昨年までとは変わっていましたが難易度はそれほどのものではなかったです。ただ問題の表現に惑わされた方が見えたかもしれませんが大問は3問です。かなり大きく切り口をバサッと区分けしていました。配点もそれぞれ34点と均等の点数です。第1問の暮らしの生活という歴史問題は古代から近代国家まで駆け足で進んだ問題で歴史の流れを掴んでいれば易しかったです。年代的な問題も流れが理解していれば簡単に解ける問題でした。第2問はアメリカの西経100度の線について理解している方には簡単な問題でしたが知らないというか忘れている方はもう一度地理の基本ですのでしっかり見直してください。西経100度より西の地域、東の地域のと特徴を整理しておきましょう。それが分かっている方は心の中でほほ笑んだことでしょう。最後の3問は地歴融合ということでいつも言う歴史は室町幕府の辺りが一番問題が出るのです。大学入試に関しても日本の歴史の転換点は此処なのです。織田信長の時代ではないのです。誤解をしている方が多く見えますが歴史には転換期があります。貴族から武家の時代に変わっていくのが平安時代から室町時代なのです。それをまとめたのが織田信長が志半ばで倒れ秀吉がまとめ上げたということです。後は長生きした家康が策略を持って長期政権を作ったということでしょう。ですから社会は流れを掴み調べてください。暗記科目だと思ってる人には点数は取れません。社会はそういう部分もありますが暗記ではないです。

 以上で各教科ごとに説明を大まかに致しましたが点数的にはどうでしょうか昨年の第1回と同じぐらいで300点は切ると思われます。昨年と同等であるなら岐阜高校なら430~450点、岐阜北ですと390点から410点ぐらいでしょうか。兎に角テストをしっかり受けて立ち位置を確認ください。申し訳ありませんがテストに受験料は惜しまないでください。テスト慣れが大事です。そしてテストを受験されて結果が返れば分析してください。教室の塾生は致します。都合で通われている塾で見てもらえない方は予約さえ頂ければ無料で分析をさせて頂きます。

 塾によっては岐阜新聞テストを受けるなと指示している塾もあるそうですが何のためでしょうか。本当に教育者なのか利益優先の今までの何処かの政党と同じじゃないですか。可哀想なのは生徒たちです。私どもはどのような子でも頼る子には手を差し述べます。ただそれでも手を引っ込めてしまわれますと何とも仕様がありませんが出来るだけの応援はします。それはしがない教育者の端くれだからです。教員試験に落ちて塾の先生になったというものでないからです。私どもは明光義塾に加盟していますが教員のプライドを持って話をさせて頂いています。

<今日の言葉>
「人間の一生には一度はまたとない好機が来る」
       遠藤周作

元気です / 吉田 拓郎

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<詳細>
http://mm-homepage.com/dozan/

長良教室 058-210-1730
芥見教室 058-244-0170


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