Eテレの番組、「世界の哲学者に人生相談」。
録画を再生していたら 以前見た、ダイエット関連番組に出てきた問いを思い出した。
“Q(視聴者・40代女性)「無理なくダイエットしたい。よい方法は?」(なんと根源的な質問。)”
その時に感じた根源的な質感
個別的であるようで普遍的でもあるような、視聴者からのお悩みに 哲学者の言葉がお答えする。
Q(55歳 女性)
結婚生活30年 少しずつ夫の性格が変わってきた。
男女の感情も うすくなり 昔のような夫の笑顔が 無くなったのが 悲しい。
幸せを取り戻すには どうしたらいいのでしょう?
A(アランさん、「幸福論」の人)のお答えは省き(すまぬ、アラン。)、もう1つのお答えをここに。
A(ボーヴォワールさん)
こんなにも長い間 共鳴し合えたこと
それだけで すでに素晴らしいことなのだ。
ふむふむ、ボーヴォワールさん。そう まとめますか。(てか、番組でそう引用している訳ですが。)
4、5年くらい前だったか 出先で偶然会った知人と近況話。
「近頃どんな感じ?」
「(子どもが独立して)二人暮らしになった。」
二人暮らしか、なんか楽そう♡、うらやましいな、と言ったら
「(でも二人だと)話すことないよ。」と 淡々とした返事が返ってきた。
その後、似たような会話を幾度か他の人とも交わすようになり
楽そう♡ と ハート付けてる場合じゃないんだなと 気付かされた。
ボーヴォワールさんレベルにまで自分が到達するともあまり想像できないが
今回聞いた事、なるべく忘れないようにしておこう。