「初日―五つの世界初演(First Nights:Five Performance Premieres)」
モンテヴェルディ≪オルフェオ≫(1607、マントヴァ)
ヘンデル≪メサイア≫(1742、ダブリン)
ベートーヴェン交響曲第九番(1824、ウィーン)
ベルリオーズ≪幻想交響曲≫(1830、パリ)
ストラヴィンスキー≪春の祭典≫(1913、パリ)
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“…オルフェオ覚え書き。
○ 竪琴の名手。
○ その時、オルフェオはなぜ振り向いてしまったのか。
○ 異なるラスト 神話/モンテヴェルディ(/グルック)。”
「イラストで読む ギリシア神話の神々」 杉全美帆子 河出書房新社 2017 の作者は元々、
○ 西洋絵画を鑑賞したい。
○ そうすると 必ずといってよいほど、神話をテーマにしたものに出会う。
○ その神話のストーリーをまとめ知識に置きつつ、名画も深く理解したい。
の流れから この本を出版されたらしい。
モンテヴェルディ(/グルック)のオペラには異なるラストが用意されているが
神話では オルフェウスは八つ裂きにされて、その首と竪琴は河に投げ捨てられる、のです。
ビックリ。。。
上記の本の Orpheus/Orfeo/Orpheus の項にも 4点、絵画が紹介されていますが
そのうちの3点には 「首と竪琴」がテーマとして描かれていました。
そのうちの1点に 会いに行ってみた。
っと言っても、
モロー「オルフェウスの首を抱くトラキアの娘」は オルセー美術館というところにあるみたいだし
オルセー美術館ってどこにあるんだ?パリ、か。あ、でも 日本にも来たことがあったのね。
とひとり つぶやきながら 画集のページを広げているところ。
ホンモノは 154×99.5 とある。
ホンモノを見ることができたならば、 トラキアの娘 の視線を感じることができるのだろうか。
画集サイズの 娘 の視線は 分かるような分からないような。やきもき。
19世紀の視線を探しに行ってみたくなる。