市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

【速報】群馬高専のアカハラ等問題について4月に着任の新校長ら幹部とオンブズマンが1時間に亘り会合

2017-06-07 12:53:00 | 群馬高専アカハラ問題
■市民オンブズマン群馬では予定どおり、2017年6月6日(火)15時半から1時間にわたり群馬工業高等専門学校を訪れ、山崎校長と会合を行いました。会合には、当会から代表と事務局長、高専側から山崎誠・校長、猿田智男・事務部長、櫻井孝幸・総務課長(書記担当)が参加しました。詳しい協議内容は追って報告しますが、会合で判明した概要事項は次のとおりです。

群馬高専事務棟2階B会議室において2017年6月6日15時30分から行われた新校長らと当会との会合。
(1)物質工学科のアカハラ調査の結果について:いずれも口頭で、「関係者からヒヤリングをしたが、事実関係は確認できなかった。アカハラの定義について、加害者と被害者とのずれがあり、学校側の判断基準として、アカハラには相当しないという結論だ」というもの。

(2)アカハラ加害教授の現在の処遇について:いずれも口頭で、「個人情報にあたるので、一切お話しできない」というもの。

(3)アカハラ加害教授の起こしたアカハラ事件に関する見解について:いずれも口頭で、「係争中の事案なので、一切お話しできない」というもの。当方から、「アカハラ事件関連書類は個人名等を除き、すべて自主的に開示したらどうか、そして(係争中の裁判については)実質的に和解してはどうか」と持ち掛けたところ「提訴したのはオンブズマン側なので」というので、当方から「その種をまいたのは、加害教授であり、被害を拡大させたのは前任校長である」と反論。

(4)前任の西尾校長と前々任の竹本校長について:いずれも口頭で、「西尾前校長は、文科省から出向の形でやってきて、その任期が終わったので元の場所に戻っただけ。したがって、退職金は出ない。前々任の竹本校長は、平成25年に定年退職となっており、退職金は支給されたが、定年後の現況については情報をもたない」というもの。←(※当会コメント:西尾前校長の退任について、実際に山崎現校長は「交流元(文科省)で調整があり、文科省に復帰した」と発言し、任期が異動発令時に決まっていたというニュアンスではなかったため、「任期により」は取り消しました)

(5)面談の最後の新校長へのインタビューについて:いずれも口頭で、新校長は「既に一部クラスの保護者には、教職員一丸となって改革に取り組む決意を、自分の施策方針として会合で伝えており、今後、他のクラスの保護者への会合や、各地区の後援会に向けた会合においても順次、自分の考えを広めてゆく所存である」というもの。


■会合を終えた感想としては、やはり、国の組織の枠内で選考された校長ということで、資質において、国の眼鏡にかなった人物という点から、オープンに自ら率直な言葉で見解を述べることは困難であるようです。

 前任の官僚校長に比べれば、こうして面談に応じたこと自体、評価すべきことなのかもしれません。教育者として、前任校長がそのまま残しっぱなしの負の遺産であるアカハラ事件について、たしかに新校長に責任を問うことは酷なことです。

 しかし、群馬高専のあたらしいトップとして、忌まわしいアカハラ事件や寮生連続不審死事件の真相解明と、責任の所在、そして再発防止策を明確にしめすことで、学生や職員、そして後援会や卒業生、保護者、入学希望者、教育関係者に「群馬高専は確かに改革されて、アカハラや寮内のいじめのない開かれたキャンパスに向けて確実に歩み始めた」という強いメッセージが打ち出せるのです。

 今回の会合では、山崎新校長から、アカハラ事件と訣別し、今後教職員一丸となって学校を良い方向に変えていくのだ、という発言を何度も聞くことが出来ました。一方で、実際に発生し被害者や犠牲者も生み出したアカハラ事件や寮内のいじめなど、過去の負の遺産には、あまり関与したくないという印象も受けました。

 今後の学校改革については、新校長の手腕に期待するとして、既に起きてしまったアカハラ事件の検証について当会では、やはり、現在訴訟中の裁判を通じて決着をつけるしかないのかな、と考えております。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【大河原報告・続々報】来庁する一般県民の相談者を専門に盗聴・盗撮する群馬県庁の監視カメラの実態等

2017-06-07 00:22:00 | 県内の税金無駄使い実態
■5月29日(月)15時に当会の大河原宗平・副代表のもと、総勢4名の会員で、県庁14階にある介護高齢課を訪問した際、介護高齢課の職員らと協議中に、隣の部屋(ブース)で、マイクを胸に仕込んだ県職員らが、こっそりと盗聴していることが発覚したことは既に報告したとおりです。当会では、その後、この件について検証作業を進めていますが、読者のかたから、「県庁2階の県民センターにある情報公開相談室の天井に埋め込み監視カメラがあったことを思い出したので、確認してみてほしい。たしか360度の監視カメラだったはず」という情報がもたらされました。さっそく当会の県庁盗聴疑惑調査特別チームが県庁を訪れて、現場を確認しました。

ありました!

 現在、県庁の入口が1階ロビーの天井耐震化工事中とやらで閉鎖されており、南玄関からでないと1階ロビーに入れません。また2階に上がるには、階段も閉鎖されており、エレベーターを使わないと行けません。

 こうして県庁2階の情報公開相談室に行ってみると、確かに通報通り、天井に360度の監視カメラが見つかりました。


県庁2階の情報開示相談室の天井にある監視カメラ。



情報開示相談室の衝立に貼ってある暴力団追放キャンペーンのステッカー。右上に監視カメラが見える。

■ついでに9階の学事法制課に行き、入口の配置図を確認したところ、例の盗聴職員の氏名が見つかりました。やはり、盗聴していたのは学事法制課の職員だったわけです。




行政対象暴力対策係に注目!案の定。
JPEG ⇒ w.jpg

 また、14階の介護高齢課にも足を延ばして、入口の配置図を確認しました。5月29日の当会会員4名との協議に参加した職員らの氏名が載っています。




JPEG ⇒ dscf0753zu.jpg

■驚いたことに、天井の監視カメラは、県庁2階の県民センターのビジターセンターの一角にも設置されています。




ぐんまちゃんも監視されている。

たてがみのある最新モデルのぐんまちゃんも監視されている。

 そのほか、1階のエレベーターホールにも取り付けてありました。


県庁1階のエレベーターホールの天井にある監視カメラ。

ご丁寧にも、左右それぞれ別々に2台の専用の監視カメラを設置している。

 つまり、いずれも一般県民が立ち寄る可能性の高いエリアに設置されており、納税者である県民に対して、行政が監視対象としている実態が明らかです。

■県庁施設の中で、ほかにも監視カメラの位置を確認された方は当会事務局にご連絡いただくようお願い申し上げます。

【2017年7月17日】
2017年5月29日に当会副代表ら会員4名が群馬県庁健康福祉部介護高齢課を訪問し打合せをしようとした際に、隣の会議ブースで学事法制課行政対象暴力対策係の職員ら3名が盗聴していた様子を収めた映像です。
https://youtu.be/CqIbgp2Z5-g

【市民オンブズマン群馬・県庁盗聴疑惑調査特別チームからの報告】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする