市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

公選法違反で妻が起訴!・・・妻が執行猶予付き有罪判決を受けた南波元県議が一時県議会臨時議長に!

2019-09-23 21:09:00 | 政治とカネ

■公営選挙費用を使って2019年4月の県議選に当選した自民党の南波和憲県議は、その後突然5月24日に辞職しましたが、南波氏はその前日、自民党県連幹事長宛に「関係者が公選法に抵触するとして取り調べを受けている」と書いた書面を提出していました。この事件では、南波氏の妻が、県議選で夫の当選後、運動員に現金と羊羹を配ったとして、群馬県警は6月21日に、公選法違反(事後買収)の疑いで、妻を書類送検しました。続いて前橋地検は7月22日に公職選挙法(買収)の罪で、妻を起訴しました。その結果、8月20日に妻の初公判が開かれ、検察側が懲役1年を求刑して即日結審し、9月6日に判決が言い渡されました。
 このほど、当会会員が調査したところ、妻の公職選挙法違反で、連座制を問われて当選無効になっていたかもしれない南波和憲元県議が、5月15日、選挙後初の県議会令和元年第2回定例会で、地方自治法第107条により臨時に議長の職務を行いました。




その理由がなんと、最年長議員だったからというのです。選挙後初の県議会で地方自治法第107条により臨時に議長の職務を行った南波氏は、この8日後の5月23日に南波氏は狩野議長宛てに辞職願を提出し、星名幹事長に辞職理由を記した書面を渡しました。
 臨時とはいえ、議長席に座ったのは2011年5月18日~2012年5月25日に引き続き2度目となったわけで、さぞかし感慨深いものがあったことでしょう。
※参考URL:歴代群馬県議会正副議長↓
https://www.pref.gunma.jp/gikai/s07g_00415.html
 しかし、一方で、この時点で公選法違反容疑のことは十分承知していたはずですから、尻がこそばゆかったかもしれません。短い間ですが、議長席に座った南波氏の挙動をじっくりご覧ください。

〇2019年5月15日「令和元年第2回定例会 本会議(開会)」
改選後初の議会で年長議員・南波和憲が臨時議長就任
http://www.gunma-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=4950
南波臨時議長が狩野浩志議長に交代
http://www.gunma-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=4951

■臨時議長の選出の場合、地方自治法によれば、年長議員が選ばれることになっていますが、群馬県議会では「最」年長議員を選出する方法が慣例的に行われているようですが、他の自治体ではどうなのでしょうか。

*****地方自治法*****
第103条
1. 普通地方公共団体の議会は、議員の中から議長及び副議長一人を選挙しなければならない。
2. 議長及び副議長の任期は、議員の任期による。
第107条
 第103条第1項及び前条第2項の規定による選挙を行う場合において、議長の職務を行う者がないときは、年長の議員が臨時に議長の職務を行う。
**********

 公選法違反容疑の議員が臨時議長とはいえ、議長席に座り、あらたな議長を選出することは、まさに保守王国群馬県ならではの現象ですが、ここで、参考事件として、令和元年5月13日の札幌市議会におけるハプニングをご紹介します。

■この日、札幌市議会では、最年長議員の臨時議長が議長選出方法を巡り9時間に渡って議長の席を占拠し、市議会が9時間空転するという事件が起きたのです。

 同市議会では市議同士の互選で最大会派から議長を選ぶ慣例でした。しかし同13日は、最年長市議であることを理由に臨時議長に就いた松浦忠氏(79)=9期目=が一方的に立候補制による独自の議長選出方法を宣言した上で、「自分1人が開会前に立候補を表明したとして自らを議長に充てる方針を宣言して議長選挙を行わないで、自らが議長である」と宣言し議事を強行しました。

 南波元県議は最大会派の自民党に所属していたため、事前の打ち合わせのとおり狩野県議にスムースに議長席を譲りましたが、札幌市議会の松浦市議の場合は、どの会派にも所属せず、ひとり会派「改革」を名乗って活動していたため、誰の賛同者も得られず、議場で土下座をする醜態を見せて抵抗しましたが、結果懲罰動議が可決されて除名処分になってしまいました。札幌市で起きたこの珍事件は、現在でも引き続き揉めているようです。

**********朝日新聞デジタル2019年5月14日07時00分
札幌市議、議長席に居座る 議場に1人だけ、空転8時間

議員が退出した議場で、議長席に一人残る松浦忠議員=13日、札幌市
 札幌市議会の臨時議会は13日、約8時間にわたって空転した。臨時議長になった松浦忠議員(79)が議長の選出方法に「立候補制」を取ることを主張し、ほかの議員が一時、議場を退出したためだ。松浦氏は夜遅くまで一人で議長席に居座った。市議会は松浦氏が議会運営を著しく滞らせたとして、懲罰委員会の設置を検討する。
 開会は13日午後1時過ぎ。規定に基づき最年長として臨時議長になった松浦氏が、各会派代表者らによって事前に合意していた「単記無記名」による互選の選出方法に対し、「立候補制」を主張。他議員が異議を唱えるなか、松浦氏がそれに応じずに議事を進めようとして混乱した。
 午後2時過ぎ、松浦氏を除いて出席する全議員が議場を退出。その後は、議長席に松浦氏が一人残る異常事態が続き、各会派代表者が松浦氏と交渉を試みたが難航した。
 結局、午後10時過ぎに再開した本議会で、各会派を代表して飯島弘之議員(52)が松浦氏に「臨時議長としてだけではなく、議員としてあるまじき行為。本日出席している議員65人の総意として、臨時議長の職を解く」とする文書を読み上げて提出。松浦氏は解職された。
 松浦氏の次の年長者である近藤和雄議員(77)が臨時議長として議事を進行、互選の結果、午後10時半ごろ、議長に山田一仁議員(69)=自民党=、副議長に桑原透議員(62)=民主市民連合=が選ばれた。この日は午後11時40分過ぎにようやく日程を終えた。
 松浦氏は「(臨時議長を解かれたことは)残念とは全く思っていない。一石を投じることができた」と話した。
**********朝日新聞デジタル2019年6月5日
市議が議長席居座り、人件費170万円発生 札幌市議会

ほかの議員が退出した議場で、臨時議長の松浦忠市議は議長席に1人で居座った=5月13日、札幌市議会
 札幌市議会で先月、正式な議長選出前に臨時議長となった松浦忠市議(79)の強引な議事により、深夜まで長時間議会が空転した問題で、この間の職員の時間外勤務手当が約170万円に上ることが分かった。
 議会事務局が4日、松浦議員に対する市議会懲罰特別委員会で明らかにした。時間外勤務手当が発生する係長職以下の職員を約100人としてはじいた。当日は議会事務局のほか、本会議後に開かれるはずだった各常任委員会の担当市職員が深夜まで待機していた。時間外勤務手当のほか、深夜のタクシー代も余分にかかったという。
 市民からは「高い報酬をもらっている議員が議会を停滞させてどういうつもりか」「税金を浪費させた罪は大きい」など厳しい意見が市に寄せられたという。
 この日の懲罰特別委員会は2回目。事実確認のため、5月13日の臨時議会の映像が1時間15分流された。また、議会運営に関連する地方自治法や札幌市議会会議規則の規定、ほかの政令指定都市の懲罰事例について議会事務局が説明し、出席委員から質問が出た。
 次回は11日の予定で、松浦議員からの弁明や説明の機会が設けられる予定。(芳垣文子)
**********朝日新聞デジタル2019年6月21日16:45
札幌の松浦市議が失職、市議会が70年ぶり除名
 札幌市議会で議事を空転させたとして、同市議会は21日、松浦忠市議(79=無所属)を除名した。同日の本会議で採決し、松浦氏以外の67人が記名投票。賛成票が除名に必要な4分の3を上回った。札幌市議会で議員が除名されるのは1949年以来、70年ぶり。

失職が決まった松浦氏は議場を去った(21日)
 松浦氏は5月13日の臨時会で議長を決める一時的な進行役を務める臨時議長に就いた際、慣例となっていた各会派の互選ではなく、立候補制で決めると一方的に宣言。市議からは異議が相次いだが、無視して議長席に居座ったことで議事は8時間以上空転した。
松浦氏は5月27日に「迷惑をかけたことを深く反省している」と陳謝し、議場内で土下座したが、懲罰委員会が除名処分が妥当と結論を出した。
 公職選挙法では、選挙から3カ月以内に欠員が生じた場合は次点者が繰り上げ当選する。松浦氏の除名により、白石区選挙区で次点だった阿部英明氏(54=自民)が7月に繰り上げ当選する。
**********デイリー新潮2019年8月2日 5時59分(「週刊新潮」2019年8月1日号 掲載)
議長席8時間占拠で除名処分まで受けたトンデモ「札幌市議」の素顔
 議会に8時間も籠城した代償はあまりに重い。札幌市議だった松浦忠氏(79)が議長席に長時間居座ったことで市議会から除名という、極めて重い処分を受けた。どういうワケなのか、と彼の過去をひもとくと、騒動もさもありなんという“人間模様”が浮かび上がってくるのだ。
 まず、発端となった出来事について市政担当記者に解説してもらおう。
「5月13日、統一地方選後初の札幌市議会臨時会でのことです。地方自治法により最年長で9期目の松浦さんが臨時議長に選ばれた後、各会派の互選で新議長が選出されるはずだった。ところが松浦さんが猛反発。立候補制にすべきだと、そのまま議長席に居座ってしまったのです」
 その間、実に8時間。午後2時から10時まで議会が空転してしまったのだ。

土下座も効果なく……
 札幌市議が言う。
「臨時議長になって、色めきたったのでしょう。俺が一番偉いんだと勘違いし、立候補制の導入を推し進めようとした。本人は議長席で六法全書を片手に自身の主張を繰り返しながら、抗議する市議に“お前らは大したことない議員だ”とか“バカめ”などと言い、ワッハッハと笑っていましたね」
 その後、各会派により臨時議長は解任。2週間後に開かれた本会議で松浦氏は“深く反省をしております”と土下座で謝罪するも、懲罰動議が出され、除名処分と相成ったわけである。
「松浦さんは7月5日に会見を開いています。除名取り消しを求め、市議会を訴えたのです。身分を剥奪する処分は重すぎるという説明でした」(先の記者)
白いクラウンを購入
 この騒動を引き起こした松浦氏とは何者なのか。
 古参の支援者によれば、
「1983年に初当選する前は国鉄職員。労組の支部で委員長を務めていました。その時、たまたま空いていた社会党の枠から出馬したのですが、その後は党と仲違いし除名されています」
 一人会派で活動してきたが、生粋の目立ちたがり屋だそうで、
「今回の占拠も事前に企んでいたみたいで“面白いことをやるから”と話していました。今年の3月には500万円ほどで白いクラウンを購入。支援者の前で自慢していたので、顔をしかめる人もいましたね」
“除雪の神様”と自称していた、とは別の支援者だ。
「地元では、松浦さんに話せば市が除雪してくれると思い込んでいる人も少なくない。通常、除雪のスケジュールは市の土木センターで決まっているのですが、彼はその日程を把握して、除雪の数日前にその地域で“私がすぐに除雪車を入れますよ”と困っている住民に声をかけるのです。事情を知らない住民は彼の力だと思い、感謝しますよ。また、土木センターの担当者に、自分の孫のスクールゾーンを除雪しろと圧力をかけていたそうです」
 トンデモな言動に前出の市議もこう愚痴るのである。
「正直、なんでこんな議員がいるのかと思うこと度々ですよ。日頃も他の市議の意見には常に反対し、議会での発言も罵詈雑言ばかり。議事録からしょっちゅう削除されていました」
 そこで思いを聞こうと自宅を訪ねたが、取材には応じてくれず。対応した妻が、
「主人が話すことはないと言っています」
 自己顕示欲という糸が織りなす模様。それが“人間”なのか、と思いを巡らす一件だった。
**********HBC北海島放送2019年9月11日(水)12:20
松浦忠前市議の除名撤回求め署名提出 住民団体が札幌市議会に 北海道
 札幌市議会で議長席に8時間居座った松浦忠前市議に対する除名は不当だとして、住民団体が市議会に処分の撤回を求める署名を提出しました。
 松浦前市議は5月、札幌市議会で議長の決め方をめぐって議会を空転させたことから、6月に市議を除名処分にされました。
 これに対し住民団体は、除名処分は市民の市議を選ぶ権利を踏みにじる暴挙であるとして、11日、五十嵐徳美議長に処分の撤回を求める札幌市民729人分の署名を提出しました。
 「署名があった事実については、各会派、各議員に対して伝える」(札幌市議会・五十嵐徳美議長)
 「われわれ有権者を無視して、簡単に、あいつはだめだとやっていたら、議会が成り立っていかないのではないか」(署名を提出した堀川鉄雄さん)
 松浦前市議は7月に、除名は重すぎるとして札幌市と市議会を相手に訴えを起こしています。
**********

 当会として、この松浦議員の臨時議長としてのやりかたは強引とはいえ、互選で決めるというルールとはいえ、実際には派閥の力学で事前に議長が決められてしまっている現状では、「立候補制」にしたほうが、有権者には分かりやすいことは事実だと考えます。

 よしんば、その結果、派閥の力学で選ばれたとしても、選挙民から選ばれた選良から議長を選出するにはやはり立候補をして、議長になった場合の運営方針について、きちんと意見表面をしたうえで、各議員の判断にゆだねるというかたちをとるほうが、住民にとって納得しやすいはずです。

■さて、話を群馬県に戻します。南波氏の妻の判決は9月6日に言い渡されました。それを報じた記事はつぎのとおりです。

**********産経新聞2019年9月6日15:45
和菓子配り公選法違反罪、元群馬県議の妻に有罪判決
 4月の群馬県議選で当選した南波和憲氏の運動員に報酬として和菓子を配ったなどとして、公選法違反(買収)の罪に問われた南波氏の妻、久美子被告(68)に前橋地裁は6日、懲役1年、執行猶予4年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
 判決理由で国井恒志(こうし)裁判長は「選挙運動の謝礼として渡した和菓子や渡そうとした現金は高額で、相手方も9人と少なくない」と指摘。「県議の妻としての経験と知識を踏まえれば誠に軽率で、民主主義の根幹である選挙の公正さを害する犯行」と非難した。
 一方、南波氏が既に県議を辞職しているなどとして、刑の執行猶予が妥当と判断した。
 判決によると、4月9~10日ごろ、同県中之条町などで運動員9人に選挙運動の報酬を目的に1箱6千円相当のようかんを配ったり配ろうとしたりした。また、うち8人には現金計80万円を渡そうとした。
 南波氏は4月の群馬県議選で7期目の当選を果たしたが、関係者が公選法違反容疑で取り調べを受けているとして、5月に辞職した。

**********毎日新聞2019年9月7日
公選法違反 元県議妻に有罪判決 事後買収「軽率な犯行」 地裁 /群馬
 4月の県議選で当選した南波和憲氏(71)=5月に辞職=を巡る公職選挙法違反事件で、同法違反(事後買収など)の罪に問われた南波氏の妻久美子被告(68)に、前橋地裁(国井恒志裁判長)は懲役1年、執行猶予4年(求刑・懲役1年)の判決を言い渡した。
 判決などによると、久美子被告は、県議選後の4月9~10日ごろ、選挙運動の報酬として、中之条町の伊能正夫町長や山本隆雄議長ら選対幹部9人に1箱6000円相当のようかんを贈ったり、贈ろうとしたりしたほか、現金計80万円の供与を申し入れた。
 国井裁判長は、謝礼が高額であり、供与先に町長や議長が含まれていることから「選挙の公正を害する危険性が高い」と指摘。さらに、久美子被告は6期24年県議を務めた南波氏の妻として「相応な知識と経験を踏まえれば、軽率な犯行だったというほかない」と述べた。【神内亜実】

**********NHK News Web 2019年9月6日
公選法違反の元県議妻に有罪判決
 ことし4月の県議会議員選挙で当選後の報酬として運動員に菓子折を配ったなどとして公職選挙法違反の罪に問われた元県議の妻の裁判で前橋地方裁判所は、「民主主義の根幹である選挙の公正を害する危険性が高い」として執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
 ことし4月の県議会議員選挙で吾妻郡選挙区で当選し、その後、辞職した南波和憲元議員の妻の久美子被告(68)は、選挙運動をした9人のうち7人に対し、合わせて4万円余りに相当するようかんを配ったうえ、8人に対して現金合わせて80万円を渡そうとしたなどとして公職選挙法違反の罪に問われました。6日、前橋地方裁判所で開かれた裁判で國井恒志裁判長は、「選挙の公明、適正さに大きな疑念を生じさせるものであり、民主主義の根幹となる選挙の公正を害する危険性が高い」と指摘しました。そのうえで、「長年にわたって夫の選挙を手伝い知識と経験があったことを踏まえれば、犯行動機は誠に軽率であり厳しい非難を免れない」として懲役1年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
**********

■さらに、この判決の前日、次の記事が報じられました。

**********毎日新聞2019年9月5日
元県議妻から菓子受け取り認める 中之条町長と議長、議会で陳謝 /群馬
 中之条町の伊能正夫町長と山本隆雄議長が、4月の県議選で当選しその後に辞職した南波和憲氏を巡る公職選挙法違反事件で同法違反(事後買収など)罪で公判中の南波氏の妻久美子被告から和菓子を受け取っていたことを明らかにした。4日開会の町議会9月定例会で陳謝した。5、6日の一般質問でもこの問題に関する質疑が予定されている。
 伊能氏は議案説明に先立ち「事件で私の名前が上がり、議員や町民に心配をかけている点をおわびしたい。誠心誠意説明していきたい」と謝罪。山本氏は久美子被告が持ってきた現金はすぐに返したが、和菓子は、気づくのが遅れ、結果として受け取ってしまったとして、「今後は細心の注意を払っていきたい」と述べた。
 この事件では、7人が和菓子を受け取ったとして同法違反(被買収)の疑いで書類送検されたが、前橋地検は全員を不起訴とした。
 一方、久美子被告は「(選挙運動の)謝礼として、ようかんと現金を渡した」と起訴内容を認めており、検察側は懲役1年を求刑。判決は6日に言い渡される。【庄司哲也】
 もしかしたら、自分が懲役刑を受けるリスクを少しでも軽減するために、妻に犠牲的精神の発揮を促したか、妻の方からリスクを負うのを進んで引き受けたのか、いずれにしても妻のせいにするのは不自然であり、妻の責任を夫として連帯して負うという気持ちがもっと表に強く出てしかるべきです。
**********

■このように保守王国群馬県では選挙を巡る買収行為は日常茶飯事ですが、今回のように警察が捜査して送検し、検察がそれを受けて起訴したケースは珍しいことです。

 公選法違反事件は刑事的にはこれで一区切りがついたことになりますが、民事的にはまだ終わっていません。

 当会では既にブログにも書いた通り、9月6日の判決言渡しを経たうえで、選挙公営費の返還に係る住民監査請求を視野に現在検討中です。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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