日々

穏やかな日々を

夕刻の空は積乱雲

2009年10月09日 21時01分47秒 | 
薄黒い積乱雲の立ち上がる
台風が行った
二日(ふつか)後の空

のっぺりと鏡のような
湖(みずうみ)の面(おもて)
黄金の夕陽
落ちて光り
まぶしさは
眼(まなこ)の奥に
届いて痛い


コトリともなし

水鳥羽を広げ
水脈も(みおも)を走り
波広がって
光りを切る

積乱雲の乱れ飛ぶ姿は
大空(たいくう)を被い(おおい)
夕陽の沈む後に暗い
嵐の後の竜巻の足跡
木をなぎ倒して
四方八方に散る

ピラカンサの実
風に落とされ
道路
赤く染められて
血の飛び散った跡か?

夕陽暮れ
いっぺんに暗く
スポーツの秋の案内
壁に貼り付ける

積乱雲
いつのまに
ウロコ雲
暗い空を明るくし
帰宅の道姿
宵の口の
影と足音

くれなずむ心
今日の若者の出会い
24歳のリストラ
悲しみは意欲をもぎ取って
いたずらに半年過ぎ行く

積乱雲の姿
いずこ?

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秋の日和

2009年10月09日 07時42分06秒 | 
台風の雲もはれ
秋日がアパートの壁にそそいでいます。

だがしかし
政界はあれあれ
財源の捻出大変

よき秋の日
大学祭を予定されていたところ
新型インフルエンザ集団発生で
大学祭中止
これも
あれあれ

台風の爪あとも深く
日本列島
あれあれ

わが命は
66歳で
静かなり

今日の秋の日和
穏やかなり

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ホームレスの戦い

2009年10月09日 00時10分15秒 | 戦い
月よ
今夜はいずこ
秋の虫
今夜はいずこ

こころ悲しんで
痛い胸あり

みな
なぜ
しあわせではないの

路頭で眠る若者の悲しみ
草のない土で眠る老人の悲しみ

ダンボールがあなたの家
風が飛ばす誇りを身に浴び
公演の水道があなたの風呂
木の影は夜寒く
震える足
隠す毛布もなく
重ね着の上着
ボタンは取れて
手で押さえて眠る

猫だけが隣
うずくまって眠る

ホームレスのお方
「たすけて」と
言わなくてもいいよ
黙ってここに来て
火を囲もう

涙は頬の裏を伝わり
目は空ろみ
手はかさ付いて

何日も何日も
命落ちるその日

月はいずこ
虫はいずこ

人は自分と戦っていく


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