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穏やかな日々を

歯と口の健康アラカルト たばこと歯周病

2014年06月04日 21時57分38秒 | 私自身や健康
歯と口の健康アラカルト たばこと歯周病
毎日新聞社 2014年6月4日(水) 配信
歯と口の健康アラカルト:たばこと歯周病 /大阪



 たばこには4000種類以上の化学物質が含まれ、約200種類の有害物質、40~60種類の発がん物質が含まれています。最近このようなことが一般的に知られるようになり、また健康への意識の高まりや禁煙治療の保険導入などから喫煙者の数は減少しています。

 歯の二大疾患はう蝕(むし歯)と歯周病ですが、この歯周病の進行に喫煙が大きく関係しているということがさまざまな研究から明らかになってきました。たばこの煙が体に触れる最初の臓器が口ですので、歯肉などの口の粘膜はその中に含まれるニコチンなどの化学物質や一酸化炭素、熱などの刺激が直接加わりダメージを受けます。

 血管が細くなり血流が低下する、栄養・酸素供給が低下する、病原菌に対する抵抗力(免疫力)が低下する、傷を治そうとする細胞(繊維芽細胞)の働きが低下するなど、歯周組織にとって悪い条件が同時に発生し、歯周病を進行させてしまいます。

 その結果、喫煙者は非喫煙者に比べ数倍歯周病にかかりやすくなり、歯科医院で歯周病の治療をしても良い結果が得られにくくなります。また、歯肉の腫れや出血という歯周病の初期症状が覆い隠されてしまい、自覚症状がなく重篤な状態へと進みます。歯がぐらついてきて歯科医院を受診したときにはもう手遅れで抜歯になってしまうというケースも見られます。

 禁煙による効果は非常に早く現れます。歯肉の血流は数日から数週間で改善し始めますが、この時期には一時的に歯肉の出血や腫れが強くなることがあります。これは今まで喫煙の影響で覆い隠されていた歯周病の症状が現れてきたからです。

 たばこを吸う方は自覚症状が無くても歯科医院で歯周病のチェックを受けていただくことをお勧めします。たばこ吸わない方も今後たばこを吸わないように心がけて下さい。

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 毎月第1水曜日に掲載します


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日本の若者、自信も希望もない? 7カ国調査で最下位

2014年06月04日 21時44分27秒 | 
日本の若者、自信も希望もない? 7カ国調査で最下位
朝日新聞 2014年6月4日(水) 配信

 日本の若者は自分に自信がなく、将来に希望が持てない――。政府が3日に閣議決定した「子ども・若者白書」で、海外と比べた日本の若者の姿が浮かび上がった。自信を取り戻すカギは、家庭や職場にありそうだ。

 調査は昨年11~12月、日本、韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、スウェーデンの計7カ国の、13~29歳の男女を対象に実施。各国千人程度に、自分や家族、社会に対する意識をインターネット調査した。

 「自分自身に満足している」と回答した人の割合は、日本が最下位で45.8%。他国は70%を超えた。「将来に明るい希望を持っている」という人の割合も、日本の61.6%が最低で、残り6カ国は80%以上と差が開いた。

 このほか、「自分に長所がある」(68.9%)、「40歳になったときに幸せになっている」(66.2%)でも最下位だった。一方で、「自国のために役立つことをしたい」(54.5%)はトップだった

 自己肯定感が高い若者の特徴を探ったところ、家庭や学校生活、職場での満足度の高さと関わりがあった。例えば、「家族といるとき充実している」という質問にあてはまると答えた人では、53.7%が自分自身に満足していた。あてはまらないと答えた人では29.4%にとどまった。

 (高橋健次郎)

 

 ■日本と諸外国の若者の意識(単位は%)

 <自分自身に満足している>

日本     45.8

韓国     71.5

米国     86.0

英国     83.1

ドイツ    80.9

フランス   82.7

スウェーデン 74.4

 <将来に明るい希望がある>

日本     61.6

韓国     86.4

米国     91.1

英国     89.8

ドイツ    82.4

フランス   83.3

スウェーデン 90.8

婆の感想
日本人の素質がもろ出ているようなきがする。
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子ども60人に禁止麻酔薬を投与

2014年06月04日 20時19分04秒 | 私自身や健康
子ども60人に禁止麻酔薬を投与 東京女子医大病院
朝日新聞 2014年6月4日(水) 配信

 東京女子医大病院(東京都新宿区)の麻酔科医らが昨年末までの5年間、少なくとも約60人の小児患者に対し、麻酔薬「プロポフォール」を使用禁止の条件に反して不正に投与していたことが朝日新聞の調べでわかった。同じ薬剤を大量に投与された2歳男児は今年2月、副作用が疑われる症状で急死し、警視庁が業務上過失致死容疑で捜査している。厚生労働省も投与の実態確認を急ぐ。

 プロポフォールは海外で小児の死亡例が報告され、厚労省は2001年9月、集中治療室(ICU)で人工呼吸中の小児(およそ15歳未満)への使用を禁じる通達を製薬会社に出した。製薬各社は薬剤の添付文書で、この条件での使用は「禁忌(きんき)」と明示している。

 東京女子医大病院の内部資料や複数の医大関係者の証言によると、麻酔科医らは09年1月~昨年12月、ICUで人工呼吸中だった0~15歳の患者約60人に対し、いずれも2日以上にわたってプロポフォールを投与していた。死亡例は確認されていないという。容体への影響や副作用の有無は不明だが、大量に投与された小児もいたとされる。

 今年2月に死亡した男児も首のリンパ管腫を取り除く手術を受けた後、ICUで人工呼吸中に動いて呼吸用の管が抜けるのを防ぐためプロポフォールを4日間にわたって投与されていた。投与量は成人の基準の約2・5倍に達したとされ、その副作用で「急性循環不全」を起こして死亡した疑いが強いことが、病院による病理解剖で確認されている。

 病院は3月4日に男児の死亡をホームページで公表し、調査を始めた。男児への投与にかかわった複数の麻酔科医は調査に対し、使用禁止の条件と知りながら投与したことを認めたという。投与にあたって、院内の薬事委員会や倫理委員会の審査を経ていなかったことも明らかになった。

 複数の医大関係者によると、投与に関与した医師の一人は解剖の前、「適応の拡大を検討している薬を使った。死因に関係するか明らかにしたい」という趣旨の発言をしたという。関係者の一人は「禁忌と知りながら適応の拡大を図ったとすれば、人体実験に等しい行為だ。全容を解明する必要がある」と話している。

 東京女子医大病院は3日、朝日新聞の取材に「調査結果を公表するまで何も話せない」と回答した。(伊藤和也)


     ◇

 〈プロポフォール〉 主に成人の手術時に使われる強力な麻酔剤。副作用として、脈拍の低下や気管支のけいれんのほか、筋肉の細胞が血中に溶け出すなど複数の症状を併発する「プロポフォール注入症候群」も報告されている。症候群は大量投与が原因とされ、日本麻酔科学会はガイドラインで量を抑えるよう求めている。歌手のマイケル・ジャクソンさんが不眠症対策で投与され、亡くなった。     ◇

 麻酔剤を不正に投与された小児患者約60人に関する情報を特別報道部にメール(tokuhoubu@asahi.com)でお寄せ下さい


婆もこの間、腰椎麻酔を受けて手術受けて、ものすごい動機出現(薬の性と分かっていても怖かった)した時は驚いた。
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