救急到着前に住民が手当て 島根・出雲市、AED活用
共同通信社 2014年6月19日(木) 配信
救急車の到着に20分以上かかる中山間地域で心肺停止患者の救命率を高めようと、島根県の出雲市消防本部は、住民が現場に駆け付け応急手当てをする「ファーストレスポンダー(FR)」制度の運用を始めた。消防本部によると、石川県加賀市塩屋町で導入例があるが、全国的にも珍しい取り組みという。
FR制度を始めたのは、出雲市多伎町の奥田儀地区。自動体外式除細動器(AED)を使う救命講習を受けた住民25人が、FRとして登録した。
地区内の誰かが心肺停止となった場合、119番を受けた消防本部が、登録者全員の携帯電話にメールで場所を一斉送信し、急行可能なFRが集会所にあるAEDを持ち出し現場に向かう。
消防本部の竹田豊(たけだ・ゆたか)救急救命センター長(51)は「一刻を争う事態にできるだけたくさんの人に現場に行ってもらい、救急隊にバトンタッチしてほしい」と話す。今後はさらに導入地区を増やしたい考えだ。
奥田儀地区には約60世帯150人が暮らすが、人口の約45%が65歳以上。同地区で民生委員も務める錦織幸治(にしこおり・こうじ)自治会長(68)は「手を挙げるか最初は不安だった」と話したが、「高齢化も進み地域の触れあいをもつことが大事になってくる。駄目だったらやめたらいい」と導入を決意した。
5月下旬、消防本部は奥田儀地区の住民にAEDの操作や心臓マッサージの仕方などを指導し、FR認定書を交付した。登録者のうち、8人が消防団員だ。主婦の高橋八生(たかはし・やよい)さん(63)は「1人だと負担も重いが、みんなでやるならできそうだ。地域のためにやれることはやりたい」と話した。
AEDが来るまでも、大切。
○ 胸骨圧迫 30回 と 人工呼吸 2回 を繰り返す。
☆ AEDが届くまで!救急車が来るまで!続ける ☆
※ 救助者が2人以上いる場合は、疲れるので2分間(5サイクル)程度 を目安として、交代して、絶え間なく続けることが大切!
共同通信社 2014年6月19日(木) 配信
救急車の到着に20分以上かかる中山間地域で心肺停止患者の救命率を高めようと、島根県の出雲市消防本部は、住民が現場に駆け付け応急手当てをする「ファーストレスポンダー(FR)」制度の運用を始めた。消防本部によると、石川県加賀市塩屋町で導入例があるが、全国的にも珍しい取り組みという。
FR制度を始めたのは、出雲市多伎町の奥田儀地区。自動体外式除細動器(AED)を使う救命講習を受けた住民25人が、FRとして登録した。
地区内の誰かが心肺停止となった場合、119番を受けた消防本部が、登録者全員の携帯電話にメールで場所を一斉送信し、急行可能なFRが集会所にあるAEDを持ち出し現場に向かう。
消防本部の竹田豊(たけだ・ゆたか)救急救命センター長(51)は「一刻を争う事態にできるだけたくさんの人に現場に行ってもらい、救急隊にバトンタッチしてほしい」と話す。今後はさらに導入地区を増やしたい考えだ。
奥田儀地区には約60世帯150人が暮らすが、人口の約45%が65歳以上。同地区で民生委員も務める錦織幸治(にしこおり・こうじ)自治会長(68)は「手を挙げるか最初は不安だった」と話したが、「高齢化も進み地域の触れあいをもつことが大事になってくる。駄目だったらやめたらいい」と導入を決意した。
5月下旬、消防本部は奥田儀地区の住民にAEDの操作や心臓マッサージの仕方などを指導し、FR認定書を交付した。登録者のうち、8人が消防団員だ。主婦の高橋八生(たかはし・やよい)さん(63)は「1人だと負担も重いが、みんなでやるならできそうだ。地域のためにやれることはやりたい」と話した。
AEDが来るまでも、大切。
○ 胸骨圧迫 30回 と 人工呼吸 2回 を繰り返す。
☆ AEDが届くまで!救急車が来るまで!続ける ☆
※ 救助者が2人以上いる場合は、疲れるので2分間(5サイクル)程度 を目安として、交代して、絶え間なく続けることが大切!