過酷な戦場、救護も命懸け 有識者会議で米軍の例紹介
2016年4月4日 (月)配信共同通信社
負傷した兵士を安全な場所に運ぼうとして近づいた別の兵士も、敵に撃たれてしまった―。戦傷医療を検討する防衛省の有識者会議では、米軍のイラクでの事例が、写真入りの資料で紹介された。過酷な戦場の最前線では、救護も命懸けであることを念頭に議論が進んでいる。
会議で配布された別の資料では、最前線で負傷した隊員を別の隊員が止血したり、比較的安全な場所に運んだりし、その上で救護に当たる隊員が輸液投与や気管切開といった医療行為をする構想が描かれている。
自衛隊には防衛医大などを卒業して医師の資格を持つ医官がいるが、前線には出ず、後方の医療施設にいるとの想定という。
会議では、実戦経験を基に戦傷医療の技術を高めた米軍の例を下敷きに議論が進行。銃撃や爆発の危険がある状況でいかに適切な救護をするかが課題とされ、映像・音響・発煙を駆使して臨場感を持たせた訓練や、夜間でも対応できるよう暗室で訓練をするといった案も示された。
2016年4月4日 (月)配信共同通信社
負傷した兵士を安全な場所に運ぼうとして近づいた別の兵士も、敵に撃たれてしまった―。戦傷医療を検討する防衛省の有識者会議では、米軍のイラクでの事例が、写真入りの資料で紹介された。過酷な戦場の最前線では、救護も命懸けであることを念頭に議論が進んでいる。
会議で配布された別の資料では、最前線で負傷した隊員を別の隊員が止血したり、比較的安全な場所に運んだりし、その上で救護に当たる隊員が輸液投与や気管切開といった医療行為をする構想が描かれている。
自衛隊には防衛医大などを卒業して医師の資格を持つ医官がいるが、前線には出ず、後方の医療施設にいるとの想定という。
会議では、実戦経験を基に戦傷医療の技術を高めた米軍の例を下敷きに議論が進行。銃撃や爆発の危険がある状況でいかに適切な救護をするかが課題とされ、映像・音響・発煙を駆使して臨場感を持たせた訓練や、夜間でも対応できるよう暗室で訓練をするといった案も示された。