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感染症治療に人工ウイルス応用へ

2020年03月26日 17時51分47秒 | 医療情報
感染症治療に人工ウイルス応用へ
アステラス製薬と岐阜大、薬剤耐性のある難治性感染症などの治療に応用
化学工業日報2020年3月25日 (水)配信 感染症

 アステラス製薬は人工ウイルスを用いた細菌感染症療法の研究開発に取り組む。細菌を攻撃する自然界のウイルスの遺伝子を改変して薬効を高め、薬剤耐性のある難治性感染症などの治療に応用する。こうした研究を進めている岐阜大学と3年間にわたって共同研究を行い、複数の標的細菌に対する新薬候補を作り出す計画だ。
 アステラスが始める研究領域は「ファージセラピー」と呼ぶ。自然界には宿主の細菌を攻撃するウイルス(バクテリオファージ)が広く存在する。このウイルスの性質を利用し、生体から細菌を取り除く研究は従来からあるが、遺伝子改変技術が登場し有効性や安全性を高めた人工ウイルスによる次世代療法へと進歩しつつある。
 同社は岐阜大学で次世代ファージセラピーを研究していた安藤弘樹氏を研究専門職として招へいしたほか、同大にファージバイオロジクス研究講座を開設。共同研究を通じて難治性細菌感染症をターゲットに複数の新薬候補の創出に取り組む。
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