ドコモ、診療アプリを運営 IT企業と、地域差解消へ
2021年12月8日 (水)配信共同通信社
NTTドコモは7日、医療系IT企業のメドレー(東京)と、オンライン診療アプリの共同運営を始めると発表した。ドコモの豊富な顧客基盤を生かしてオンライン診療の普及を進め、医療機関が少ない過疎地でもスマートフォンで受診しやすくするなど、地域格差の解消を目指す。
アプリは、医師の診療や薬剤師による服薬指導を遠隔で受けることができるメドレーの「クリニクス」。決済やネット通販など複数のサービスで共通して使え、発行数が8500万を超えるドコモのID「dアカウント」と連携させることで、氏名の入力など会員登録の手続きを簡略化する。
オンライン診療は新型コロナウイルスの流行を受けて注目が集まった。ただ、ハードルが高いと感じる人も多く、全国のドコモショップで利用方法を伝える講座を開くことも予定している。
オンラインで記者会見したドコモのヘルスケアビジネス推進室の出井京子(でい・きょうこ)室長は「医療のインフラを整えることで、忙しくて病気を放置している人たちを救いたい」と話した。メドレーの豊田剛一郎(とよだ・ごういちろう)取締役は「多くの人に利用してもらうきっかけにしたい」と述べた。
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