三重大のドア23枚破壊疑い 医学系元准教授の男逮捕
2020年11月6日 (金)配信共同通信社
津市にある三重大の研究棟のドア23枚を破壊したとして、津署は5日、器物損壊容疑で、元三重大大学院医学系研究科准教授の藤原武志(ふじわら・たけし)容疑者(51)=津市=を逮捕した。同署によると、藤原容疑者は10月31日付で大学との雇用契約が終了したという。「職場で自分の置かれていた環境に不満があり、我慢できなくなり物に当たってしまった」と容疑を認めている。
逮捕容疑は2月3日午前10時40分~正午ごろ、先端医科学教育研究棟で、1階から4階に設置されている出入り口のドア23枚(計95万円相当)を金属製の実験器具でたたきつけるなどし、破壊した疑い。
ドアをたたきつける様子を同僚が目撃していたという。大学は4月1日、津署に器物損壊容疑で刑事告訴し、同署が任意で捜査していた。
藤原容疑者が雇用契約終了後も研究室に居続けたため、大学側が津署に通報。5日に署員が研究室を訪れ任意で話を聴こうとしたが「終わったことだ」と拒否したため、逃走や証拠隠滅の恐れがあると判断して逮捕したという。
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