受診患者4割、医師に不満 精神科「時間が不十分」
2019年1月4日 (金)配信共同通信社
精神科や心療内科を受診した患者の約40%は、担当医に対し診察時間や説明が十分でないと不満を感じていることが28日、精神科医らによる大規模調査で分かった。
調査は2015年6~8月に患者団体などを通じて郵送で実施し、有効回答は患者2683人、家族3519人。
調査では、現在の担当医の好ましくない態度として当てはまる項目を患者に尋ねたところ、「早く診察を切り上げようとする雰囲気がある」(41%)が最も多かった。「待ち時間が長すぎて疲れる」(39%)「病名や薬について十分な説明がない」(37%)など、診察時間が短いことに起因する不満が目立った。
また家族に対し、診察で医師に工夫してほしいこと(複数回答)を尋ねると、最も多かったのは「診察でできないことは、看護師やカウンセラーにも相談できるようにする」(51%)で、主治医に普段の状態を手紙などで伝えるよりも、他の医療職に直接応じてほしいとの意向が強かった。
調査した「やきつべの径(みち)診療所」(静岡県焼津市)の夏苅郁子(なつかり・いくこ)医師は「医療スタッフが適切に活躍できる場を工夫する必要がある」と指摘している。診察の参考にしてもらおうと、調査結果をまとめた小冊子を精神科病院などに配布する予定。
2019年1月4日 (金)配信共同通信社
精神科や心療内科を受診した患者の約40%は、担当医に対し診察時間や説明が十分でないと不満を感じていることが28日、精神科医らによる大規模調査で分かった。
調査は2015年6~8月に患者団体などを通じて郵送で実施し、有効回答は患者2683人、家族3519人。
調査では、現在の担当医の好ましくない態度として当てはまる項目を患者に尋ねたところ、「早く診察を切り上げようとする雰囲気がある」(41%)が最も多かった。「待ち時間が長すぎて疲れる」(39%)「病名や薬について十分な説明がない」(37%)など、診察時間が短いことに起因する不満が目立った。
また家族に対し、診察で医師に工夫してほしいこと(複数回答)を尋ねると、最も多かったのは「診察でできないことは、看護師やカウンセラーにも相談できるようにする」(51%)で、主治医に普段の状態を手紙などで伝えるよりも、他の医療職に直接応じてほしいとの意向が強かった。
調査した「やきつべの径(みち)診療所」(静岡県焼津市)の夏苅郁子(なつかり・いくこ)医師は「医療スタッフが適切に活躍できる場を工夫する必要がある」と指摘している。診察の参考にしてもらおうと、調査結果をまとめた小冊子を精神科病院などに配布する予定。
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