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がんのゲノム医療促進 拠点病院を指定、人材集約 厚労省

2017年03月29日 17時34分41秒 | 行政
がんのゲノム医療促進 拠点病院を指定、人材集約 厚労省
2017年3月28日 (火)配信毎日新聞社

 厚生労働省は27日、個人の遺伝情報に基づいたがんのゲノム医療を担う拠点病院を指定する方針を明らかにした。同日の有識者懇談会の初会合で、拠点病院に必要な機能や体制などを夏までにとりまとめる考えを示した。
 ゲノム医療は個人の遺伝情報を基に、その人に応じた病気の診断や治療、予防を行うこと。効果が高く副作用の少ない治療が期待される。現在も一部のがんで実施されているが、幅広いケースに対応するまでには至っていない。
 このため、政府は今夏に、がんのゲノム医療の実用化に向けたプロジェクト「がんゲノム医療推進計画」を策定する予定。その中で、ゲノム医療拠点病院や大学、研究機関によるがんゲノム医療推進体制の構築が柱の一つになる。
 一方で、がんゲノム医療を担える医療機関や人材は限られている。厚労省は、人材などを拠点病院に集約することで、質を確保したい考えだ。遺伝子検査によって幅広くデータを集める役割も担う。【細川貴代】

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