注射の痛み、和らげます 子ども向け冷却パッド開発
2023年9月11日 (月)配信共同通信社
注射針を刺す部位に事前に当てて冷やすと痛みを軽減するパッドを岐阜市のシリコーン加工販売「タナック」が9日までに、三重化学工業(三重県松阪市)と共同で開発した。注射を嫌がる子どもへの対応で医療現場に生じていた負担の軽減につながると期待される。
商品名は「ぷにゅ蔵(ぞう)くん」。縦15・5センチ、横13センチで、冷凍庫で冷やしても凍らない柔らかいゲル素材を使用。30秒ほど冷やすと肌の表面温度が13~14度低下し、感覚を鈍化させることで痛みを軽減する。
2021年に医療機関で臨床研究を実施。冷却パッドの効果を確認した。子どもの注射嫌いに向き合ってきた医療関係者から提案があり、タナックが開発に着手。3カ月ほどくり返し使える。1個3520円。6個セットで販売。同社の公式販売サイトなどで購入できる。
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