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安心して予防接種へ 中津市民病院小児科が相談外来開始

2018年07月07日 23時06分02秒 | 地域
安心して予防接種へ 中津市民病院小児科が相談外来開始
2018年7月6日 (金)配信大分合同新聞

 中津市民病院小児科は、4月から予防接種相談外来を始めた。保護者らがワクチンや副反応への不安を解消し、安心して予防接種を受けてもらうことが目的。是松聖悟副院長兼小児科部長(51)は「県内初の開設で、九州でもまれな試み。正しい知識を得て、子どもたちの幸せのためにも予防できる病気はしっかり予防してほしい」と呼び掛けている。
 是松副院長は、日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会の委員。講演会などで保護者らから予防接種に関する質問を受けることが多いため、保護者の不安を専門医の立場で解消し、予防接種率を向上しようと始めた。
 6月29日には、2人の母親が相談に訪れた。市内牛神の会社員、岩佐綾さん(29)は、息子2人の予防接種のスケジュールなどを相談。「長男と次男で接種内容が変わって戸惑っていたが、不安だったことを説明してもらえてよかった」という。
 インターネット上の情報でワクチンへの不安があった宇佐市四日市の会社員、和気幸(みゆき)さん(35)は「いろいろな情報があって困っていたが、専門の先生から直接話を聞けてよかった。これで安心して子どもに予防接種を受けさせられる」と喜んでいた。
 診察は金曜日の午後。かかりつけ小児科医からの紹介状と予約が必要。予約は同病院(TEL0979・22・2480)。
<メモ>
 乳幼児期の予防接種には国が推奨し、基本的に無料で受けられる定期接種(ヒブ、日本脳炎など)と、希望者が受ける任意接種(おたふくかぜ、ロタなど)がある。任意接種でも、地域によっては自治体が費用を助成している場合もある。日本小児科学会は、子どもたちをワクチンで予防できる病気から守るため、必要な予防接種を受けることを推奨。ホームページ(http://www.jpeds.or.jp/)で一般向けの情報や推奨スケジュールを公開している。

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