島根県浜田医療センターで院内クラスター 23人が感染、さらに広がる恐れも
2022年1月19日 (水)配信山陰中央新報
浜田医療センター(浜田市浅井町)は18日、院内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと明らかにした。感染者は23人で、医療スタッフのほか、重症化リスクのある高齢の入院患者も含まれる。現在も検査が続いており、院内感染はさらに広がる恐れがある。新型コロナ患者の受け入れだけでなく、救急や一般診療への影響も懸念される。
センターによると、17日に看護師1人の感染が判明。担当する入院患者や同じ病棟の医療スタッフなど接触があった人を検査したところ、次々と陽性が判明し、18日朝に計11人だった陽性者は同日夕には倍増した。内訳はスタッフ11人、入院患者11人、外部の業者1人。患者は多くが手術後の高齢者で重症化のリスクがあるため、院内にある新型コロナの専用病床に移す対応を取っている。感染経路ははっきりしていない。
濃厚接触者になった医療スタッフもいるとみられ、検査を続けるとともに現場の人繰りの調整を続けている。今後の診療体制については18日夕現在、不透明で、状況によっては新規患者受け入れの休止や手術延期などの措置を取る可能性もある。
新型コロナ患者の受け入れ医療機関である浜田医療センターは専用病床を通常より5床多い24床に増やしていたが満床状態という。
(勝部浩文)
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