インフルワクチン、最大6356万人分 今冬の供給量
2020年8月25日 (火)配信朝日新聞
加藤勝信厚生労働相は25日の閣議後会見で、今冬のインフルエンザワクチンの供給量が昨季より7%多い約3178万本になる見込みだと発表した。最大約6356万人分となる。現在の4種類のウイルス株に対応するワクチンに変更された2015年以降で最大の供給量になるという。
新型コロナウイルスと季節性インフルエンザが同時流行する可能性もあり、接種希望者は増えることが見込まれている。厚労省によると、統計のある1996年以降、ワクチンの使用量で最大だったのは昨季の2825万本だった。今冬の供給量は、これより約12%多くなる。
インフルのワクチンについては、日本感染症学会などが高齢者や持病がある人、子ども、医療従事者らへの接種について「強く推奨される」としている。そのため26日に開かれる厚労省の予防接種に関する部会で、優先的に接種する対象者や接種方法などを検討する。接種開始は例年通り10月1日を予定している。
加藤厚労相は「限られた数量の中で、必要な方に混乱なく打っていけるよう対策を考えていきたい」と話した。
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