女児出血死、両親「不適切処置」と病院側を提訴
2017年10月29日 (日)配信読売新聞
横浜市鶴見区の済生会横浜市東部病院で行われた検査時の不適切な処置が原因で、当時生後11か月だった同市の女児が出血死したとして、女児の両親が病院を運営する社会福祉法人を相手取り、約9200万円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こした。
提訴は26日付。
訴状などによると、女児は2010年9月、皮膚の上から針を刺して肝臓組織の一部を採取して調べる「肝生検」と呼ばれる検査を受けた。病院側は検査で計6回肝臓に針を刺し、腹腔内出血などの合併症のリスクが高かったにもかかわらず、適切な処置を取らず、約13時間後に検査が原因の出血で女児を死亡させたとしている。
両親は「体内で続いていた出血について疑うことすらせず放置した」と主張。病院側は「訴状が届いておらず、コメントできない」としている。
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