感染の70代男性、頭痛・発熱で4回受診もウイルス検査行われず
2020年8月24日 (月)配信読売新聞
佐賀県は23日、新たに男女4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者数は延べ222人となった。また、22日に陽性が分かった小城市の70歳代男性について、感染が確認される前に、発熱などの症状で医療機関を4回受診したが、ウイルス検査が行われていなかったことを明らかにした。
県によると、4人は鳥栖市の30歳代女性、小城市の60歳代男性、佐賀市の30歳代男性、上峰町の20歳代女性。20歳代女性以外の3人は、感染者と接触があったとして検査を受けた。
22日に感染を発表した小城市の70歳代男性の受診状況についても説明。男性は12日以降、頭痛や発熱の症状が表れ、医療機関で16~21日の間に4回診察を受けた。70歳代の妻も発熱し、17、20日に同じ医療機関を受診したが、2人とも検査は行われなかった。
その後、2人は、同居する息子が21日に陽性と分かったため、接触者として22日に検査を受け、感染が判明したという。
感染発覚の経緯について、県の担当者は「医師の判断で検査するかどうかが決まる。現時点で、対応が誤っていたとは考えていない」としている。また、県は22日に発表した佐賀市の男性の年齢を60歳代から50歳代に訂正した。
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