開業医が週1日60回接種で計200万回に、協力金17万5000円、都補正予算案
2021年5月21日 (金)配信m3.com編集部
東京都は6月1日に開会する都議会に4243億円の2021年度6月補正予算案を提出する。高齢者向けの新型コロナウイルスのワクチン接種を7月末までに完了させるべく、診療所がワクチンの個別接種に専念した場合に協力金として1日17万5000円を支給するため、58億円を計上した。都内の約4100施設が予算成立から7月末までの8週間、週1日ワクチン接種に専念し、1日60回接種をすれば、計約200万回となり、都内の65歳以上人口約311万人分の3分の1程度となる計算だ。
都防疫・情報管理課によると、支給の要件は未定で、市区町村や医師会と調整している。V-SYS(ワクチン接種円滑化システム:Vaccination System)にワクチン配送先として登録されている都内の診療所が約4100施設あるため、その診療所が休診日など週に1日のペースでワクチン接種に「専念」することを想定し、予算案に58億円を計上した。各診療所が「専念」した日に60回ずつ接種を行えば、計約200万回分を個別接種で行うことができる計算だ。都内の高齢者は約311万人いるため、全員が希望した場合、計約622万回のワクチン接種が必要となる。
予算案は6月7日の本会議で採決が行われる見通し。
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