日々

穏やかな日々を

教育費が「2人目の壁」 既婚者の出産意識調査

2016年06月26日 19時57分35秒 | 
教育費が「2人目の壁」 既婚者の出産意識調査
2016年6月24日 (金)配信共同通信社

 教育費などを十分に確保できないなら、第2子以降を産むのはためらってしまう―。出産や子育てを支援する一般財団法人「1more Baby応援団」(東京)が出産への意識を調べたところ、こんな不安を抱える既婚女性が多いことが分かった。24日までに結果をまとめた。

 調査は今年4月、全国の結婚期間が14年以下の既婚者を対象に、インターネットを通じて実施。女性は20~39歳の2401人、男性は20~49歳の557人が回答した。

 結果によると、子どもは2人以上が理想としたのは全体の81・1%だった一方、現実には2人目以降の出産をためらう「壁」が存在するとした回答が73・5%に上った。ためらう理由は、複数回答した2174人のうち最も多い84・4%が、家計の見通しなど「経済的な理由」を挙げた。

 経済的理由の具体的な内容についても調べたところ、複数回答した1847人のうち、61・9%が現状の世帯収入では2人以上の子育てに不安があり、今後も収入が上がる見込みがないとした。

 次いで基本的な養育費への不安が44・0%、塾や習い事などの費用を十分確保したいとした39・9%が続き、調査報告では「子どもに満足な生活や教育を受けさせたい親の気持ちがうかがえる」と分析している。

 出産にあたって、保育園入園に有利な時期を意識すると答えたのは全体の30・4%、産休・育休取得の可能な時期を意識するのは25・4%。子どもを保育園へ入れるため、転居や就労条件変更など「保活」の経験をした人は17・1%だった。

 「保活がなければ、もう1人子どもを持ちたい」とする回答は41・7%に上り、行政や企業の支援の脆弱(ぜいじゃく)性から保活をしなければならない現状が、より多く子どもを持とうという意識を妨げている実態も浮かんだ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今夏も省庁で「ゆう活」 働... | トップ | 7月の紫陽花 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事