「待てば 海路の 日和あり」 絶好の日和となった、ラスト・ツーリング。
湯田へ行こうと思ったら、最上川峡にかかる低い雲を発見。「濃霧」です。
予定を変更。由利本荘の先、JR折渡駅辺りにでも、行こうか。
以前、電車の窓から見た山里の風景が、まるで一枚の風景画のようだった。
大内村から「折渡峠」を越える。
つづら折りの峠道を行くと、凛とした空気漂う神社が現れた。
神社の標柱に「南無折渡地蔵大菩薩」の文字。
鳥居をくぐり、石段を上った先の社に、延命地蔵尊。(撮影は憚られました。)
圧巻!! 背後の山の急斜面に、整然と並ぶ「千体地蔵」。
由利地方の観光パンフに、「折渡」「地蔵」の文字があったのを思い出した。
ご本尊の延命地蔵尊(別名イボトリ地蔵)は、二百年前に建立とあります。
千体地蔵は、平成元年から二年間に、信者が奉ったものだとか。
偶然の出会い。千体のお地蔵さんを一度に拝めた。ものすごく得をしたよう気分。
「ぶらり旅」の醍醐味って言うんでしょうか。
散り始めた紅葉の峠道。
ここを下れば、憧れの山里の風景に出会えるはずです。