
9日の文化祭でのギタークラブの発表会を前に、今日が仕上げの練習日だった。明日にはリハーサルがある。
文化祭の課題曲はさておき、究極の目標とする「アルハンブラの思い出」のその後であるが、10日ほど前から斉藤松男氏のDVD版「アルハンブラの想い出 1曲完全マスター」を教本にして運指を一から見直した。お陰で左手の運指がスムーズになった。
一方、一昨日の新堀レッスンでは中谷先生をして「先週とは雲泥の差。きれいな音が出ているし、存在感のある弾き方になった」と初めてお褒めの言葉を頂いた。日頃の練習の積み重ねが奏効したということであろうか。
ところが肝心の「アルハンブラの想い出」については、依然として本来のトレモロがどうしても奏でられず、メロディーになっていないので少々気落ちしていた。
今日の公民館の練習中のこと。中谷匡志先生が小生のものと同じICレコーダーを持参し練習演奏を録音された。それを見ていた生徒との遣り取りの中で、先生が「デジタルの便利なところは、速度を変えて再生しても音程が変わらない」と仰った一言がヒントになった。
帰宅してから、試しに「アルハンブラの想い出」の自分の演奏をICレコーダーに録音し、スピードを上げて再生したところ、あら不思議、ちゃんと念願のトレモロを奏でているではないか。村治佳織氏や斉藤松男氏には及ばないものの、そこいらの自称トレモロ弾きの演奏に比べてもそれほど遜色がない?!出来。
トレモロ奏法に不可欠の要素は、「スピードアップ」に尽きることが判った。そういえば内堀敏明先生のホームページの一項目「トレモロがもろにうまくなる講座」にも同様のことが書いてあったことを思い出し、改めて読み返してみた。なるほどこのことだったのかと開眼した思いである。
内堀先生曰く「メトロノームスピードの合格ラインは160以上、200以上でプロ級」とか。とりあえず1カ月間を当面の目標にして、今からメトロノームを相手にスピードアップの練習に励むことにしょう。