てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

幸せ二題

2008-11-21 19:09:59 | 暮らしと生活
 夕方のウオーキングの序でにおふくろの所へのぞいてみた。今日は熱も出ず、おやつにはスイートポテトを平らげたそうだ。
 いつ訪問しても職員の接客教育が徹底しているのには感心させられる。夕食の世話に忙しい中でも手を止めて、「いらっしゃいませ。ご苦労様です」の笑顔で歓待の上、茶菓子の接待まであり恐縮する。

 入園者が園の中庭で紫イモを苗から育て、このほど収穫した。その過程が廊下に写真付きで張り出してある。今日は収穫したばかりの紫イモのスイートポテトを出してくださった。二種類あって写真の左側がおふくろのいただいたもの。上に載っているのは小豆に見えるが全て材料はイモ、そして砂糖は一切使わず、中は見事な紫一色。かみさんとはんぶんこして美味しくいただいた。

 園を後にして薄暮の迫るなか家路を急いでいると、T井さんがサトイモを掘っているのに出くわした。T井さんは専業農家で、JAライスセンターへ委託する5年前まで18年間、籾の乾燥と籾摺りをお世話になった。あの時の話を覚えていて「息子さんが好物のサトイモを食べてみられい(おあがりなさい)。掘りたてはホクホクして美味しいよ。味噌汁、トーフハンバーグ、スープ・・・と何にでもよくあう。炊きたてご飯と混ぜてもよし」と二人では食べきれないほど持たせてくださった。
 
 ウオーキングに出かける前、元同じ職場のS藤氏(39歳)の奥さんが卵巣血管肉腫のため、38歳の若さで死去されたとの突然の訃報を聞いてショックを受けた後だけに、S藤氏には申し訳ないが自分たちの幸せを噛み締めるような心温まる話二題だった。


紫イモのスイートポテト

割ってみると中は紫一色

入園者が紫イモを育てる様子
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第六感

2008-11-21 15:50:37 | 暮らしと生活


 公民館のギター練習日、いつもは代表世話人のM下さんが鍵を開け椅子を並べて準備してくださっており、ずっと善意に甘えていた。
 珍しく今日は小生が一番乗りで鍵がかかったまま。仕方なく道具を外に置いたまま数分おいて戻ると、入れ違いに到着したM下さんがA山さんに「先着は多分omotannさんのはず」と話しかけておられたところ。

 M下さんは小生の顔を見るや否や「矢張りomotannさん!エレベータの香水(の残り香)で分かった」と言われ、その感性(嗅覚)に驚かされた。
 6年程前に長男からオードトワレ「ブルガリ・プールオム」をプレゼントされて以来愛用している。だから長男のところの孫から「父ちゃんと同じ匂い」と言われたことはあるが、他人からズバリ指摘されたのは初めてのこと。それほどきつい匂いでもないので、まさか他人様、しかも同性の男性からのことなのでド肝を抜かれた。

 生き物の基本的な感覚は、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚の「五感」と呼ばれるのはご承知の通り。その中で特に嗅覚は人間と比べて犬が卓越しているが、ざっと人間の100万倍の嗅覚を持っているそうだ。
 その人間としては、元来小生の嗅覚は比較的敏感な方だと自認している。しかも「臭い」は嫌いだが、「匂い」には滅法弱い。今日のM下さんにはシャポーを脱いだが、或いは色んな状況から判断して「第六感」が働いたのだろうか、未だ謎である。


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