年の瀬を間近に控え、備前焼で来年の干支を手がける無二の友・畝尾が、イノシシの置物を届けてくれた。今回の作品は、亥年生まれのお袋・かみさん・来年生まれてくる孫の三人のために求めたもの。
見事に焼き上がった「亥」は、高さ9㎝、幅8㎝、奥行き20㎝。12年前と比べて大きさは一回り小さく、デザインもシンプル化している分、表情が柔和になった。
畝尾自身が5回目の年男だけに思い入れも一入だったに違いない。「縁起がよいとされるイノシシにあやかり、来年こそは、明るく活気に満ちた1年であってほしい」と願いを込めて作られたもの。
畝尾が陶芸の道に入ったのは1973年(昭和48年)、備前市陶芸センターに入り基礎を学ぶ。翌74年から4年間、伊勢崎淳(重要無形文化財保持者=人間国宝)氏に師事し陶技を磨く。78年に瀬戸内市邑久町箕輪で独立、初窯を出す。91年(平成3年)に備前市新庄に新陶房と登窯を築いて移転した。
81年に東京で初個展。以後、東京を中心に横浜、大阪でも個展を開催。この道38年のベテラン作家である。
花器が好きでよく作るのは花入れ。一部の作品には透かしも。全体にあっさりした焼きを好む。ろくろのほか、紐づくりの技法で造形風の作品も手掛ける。「土味を大切に、今後も紐づくりの作品に力を入れたい」という。
22年前に心筋梗塞に倒れ、その後も再発を繰り返した。現在はペースメーカーながら、仕事に完全復帰し、意欲的に作陶活動に取り組んでいる。(詳しくは、おおもったんの部屋>親友>備前焼)
畝尾とは高校入学時の席順が前後ろの縁で、以後42年来の無二の親友である。また奥さんも高校の同級生で、かみさんも交えて家族ぐるみの付合いが続いている。
来年の干支のイノシシをかたどった細工物
(手前が今回の作品、奥は12年前のもの)
見事に焼き上がった「亥」は、高さ9㎝、幅8㎝、奥行き20㎝。12年前と比べて大きさは一回り小さく、デザインもシンプル化している分、表情が柔和になった。
畝尾自身が5回目の年男だけに思い入れも一入だったに違いない。「縁起がよいとされるイノシシにあやかり、来年こそは、明るく活気に満ちた1年であってほしい」と願いを込めて作られたもの。
畝尾が陶芸の道に入ったのは1973年(昭和48年)、備前市陶芸センターに入り基礎を学ぶ。翌74年から4年間、伊勢崎淳(重要無形文化財保持者=人間国宝)氏に師事し陶技を磨く。78年に瀬戸内市邑久町箕輪で独立、初窯を出す。91年(平成3年)に備前市新庄に新陶房と登窯を築いて移転した。
81年に東京で初個展。以後、東京を中心に横浜、大阪でも個展を開催。この道38年のベテラン作家である。
花器が好きでよく作るのは花入れ。一部の作品には透かしも。全体にあっさりした焼きを好む。ろくろのほか、紐づくりの技法で造形風の作品も手掛ける。「土味を大切に、今後も紐づくりの作品に力を入れたい」という。
22年前に心筋梗塞に倒れ、その後も再発を繰り返した。現在はペースメーカーながら、仕事に完全復帰し、意欲的に作陶活動に取り組んでいる。(詳しくは、おおもったんの部屋>親友>備前焼)
畝尾とは高校入学時の席順が前後ろの縁で、以後42年来の無二の親友である。また奥さんも高校の同級生で、かみさんも交えて家族ぐるみの付合いが続いている。
来年の干支のイノシシをかたどった細工物
(手前が今回の作品、奥は12年前のもの)