大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「被災地の<無念>アニメに」

2017年03月10日 06時22分23秒 | 日記
「東京電力福島第一原発事故で救助活動を断念せざるを得なかった消防団員の実話をもとに製作されたアニメーション『無念』が今月中旬、フランスで上映される。福島の被災者らが制作した。日常を奪われた者だからこそ伝えられる福島の生の記憶を世界へ---。そんな思いが海を渡る。
舞台は、津波と原発事故に見舞われた福島県浪江町。2011年3月11日午後2時46分の震災発生から約1カ月の出来事をたどる。事故の影響で、助けられたかもしれない《命》のもとへ向かえなかった消防団員が主人公だ。
『ちくしょー。あんとき助けておけばよー、助かった命もあったべ。すまねぇ、すまねぇ、すまねぇ、本当にすまねぇ』避難先で消防団員が声を詰まらせる。妻も涙を流して、『原発さえなければ、こんなことにならなかったのに』。」
「主人公のモデルになったのは看板業を営み、浪江町消防団訓練分団長を務める高野仁久さん(55)=福島市=だ。」
「アニメを制作したのは、震災後、帰れない故郷の昔話や被災体験を紙芝居で語り継いできた<浪江まち物語つたえ隊>とその活動を支援している広島市の市民団体<まち物語制作委員会>」
「フランス以外にも上映会は広がっている。今年2月、声の出演をした福島市のフリーアナウンサー、大和田新さん(61)が米国の大学で英語版を上映。夏にハワイでも上映する予定だ。」
(下:2017年3月7日朝日新聞・森本美紀{被災地の<無念>アニメに 原発事故で創作活動中断 消防団員の物語 『記憶を伝えたい』仏で上映」より)