Hawaii Volcanoes NP見物

2010-02-22 13:56:53 | 海外旅行
            溶岩流が残したトンネル内部

 キラウエア火口を中心とする国立公園地域を車でドライブしながら、途中の見所や火口壁のハイキングコースなどを歩き廻って、一日を過ごしました。ハワイ島に渡ってからは日中に雨に会わない日が無かったので、今日もその覚悟はしていたのですが...

 公園地域への入口にはNPS管理の入場料を徴収するゲートがあって、車一台分の10$を支払います。 ゲートを直進してビジターセンターに立ち寄って、海辺への道路の様子などを確認してから、見物モードに入りました。 まずは最大規模のキラウエア火口のView Pointジャガー・ミュージアムへ。 そこで周回道路の片側は閉鎖されているので、反転して噴気孔地帯や、溶岩流が残した巨大なトンネル、1970年代に発生した溶岩流の景観、幾つもの副次的な噴火口跡など途中の見所に立ち寄り、ある場所では軽いハイキングなどをしながら溶岩が最終的に流れ込んだ海辺へと車を進めました。 そんな風に夕方の4時まで国立公園内を廻ったのですが、雨は一滴も降らず、それどころか、マウナケア山頂の天文台施設の輝きまで見通せる、とんでもない好天に恵まれ「ラッキー!!」としか言い様がありません。

 この火山地帯は地球規模の歴史でいえば最近にも溶岩流を伴う噴火を行っていて、近年の溶岩流はまだ色も風化せずに見事な輝きの黒色を呈し、海岸地帯を眺望出来るView Pointに立つと、それは黒い大河の流れの様に見渡せます。 その溶岩の流れは道路を横切り、人家を焼き払ったりしながら海へと流れ込んだのですね。



 この溶岩が道路を覆ってしまった地点からは、溶岩流の上に付けられた目印にしたがって進むと昨夜見物した赤熱した溶岩のある地帯が前方数キロメートル先に見渡せます。 ただ、遠い上に明るい昼間なので、肉眼では煙は確認できましたが、溶岩の赤色は判りませんでした。

 ところで、今日の見所のひとつには”荒廃した火山の砂礫地帯に植物が勢力を拡大していく様子を観察する区域がありました。 そして昨日の溶岩流見物コース付近のKalapanaでは、とてもまばらでしたが黒い溶岩流の上に家を再建し始めた人達がいます。(中には”FOR SALE"の立看板も) これは溶岩で家を焼き尽くされた元の持ち主さんたちでしょうか? その様子は植物の再生よりも興味深い景観でした。
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