「また愉しからずや」 と続くのが普通なのだけれど・・・
「ああ、タナカさん、今ね談合坂に居ます、 あと少しで着きますんで」 長野から我が家を経由して東京に用足しにやって来るショージ君から、そんな電話連絡が入ったのは午前11時頃だった。 その電話を受けたのは体調のすぐれない孫の世話のために、 息子の家に向かう妻を送って南武線の谷保駅に到着したところでした。
国立駅南口・大学通りの沿道は「天下市」の屋台と人出で大賑わいしています。 そんなの横目にして自宅に急いで戻りました。 1時間もしない内にショージ君達の乗った車は到着するでしょうから。 しかし12時になりましたが到着しません。
12時を7分過ぎて電話が鳴りました。
ショージ君 : 「あのせー、 今石川PAに居るんだよ! 八王子方向のね」
「一度、国立ICを降りたんだけど、道を間違えてね・・・」
「 気がついたら、また高速に入っちゃってせー」
僕 : 「・・・絶句・・・」
ショージ君 : 「 どうしたら良いだろう? 」
僕 : 「 八王子 に向かってそのまま走り、八王子ICで一旦降りて下さい」
「そして、また高速に乗り直して、 また国立府中ICで降りて下さい」
「間違えないで、立川方面の出口に出るように!!」
「一般道に出たら、そこで待っていて下さい、迎えに行きます」
そんな電話のあと、大慌てで車を出して、 国立・府中ICを目指しました。
立川方向からの甲州街道を中央高速方向に右折してICの入り口をやり過ごし、日野バイパスを少し先に進すすんでから∪ターン。 そして高速の立川方面出口近くで路側余地に車を寄せようとしている時、 松本ナンバーの見慣れた車がICを出て路側に停車しました。 僕の車もその後ろに停まる事が出来ました。 前の車の運転席では携帯電話を操作している様子。 僕の携帯が鳴りました。 絶好のタイミングでランデブーに成功しました。 車に近寄って「疲れるなー、ショージ君!」そうボヤキ言葉の一つも口にしようとしたけれど、 長野からの運転と、道を間違えて無駄な時間を費やして、もっと疲れたような顔を見たら、なにも言えなくなりました。
そして我が家に到着、 自家菜園で収穫した大根、さつま芋、ネギ、そして山荘で栽培したナメコそんな物が沢山入ったダンボール箱をお土産に頂きました。
早速夕食にはナメコの味噌汁を頂きましたが、 写真はその下準備を終えたナメコと小さな大根です。 キノコは泥汚れの着いた石づき部分は切り落とし、傘に付着した汚れも洗い流す、 そんな前処理を終えたばかりの様子です。