「 ハシラノ キズハ オトトシノ 」 と歌うのは五月の節句の頃の話しだけど、 年末年始の休みにヤナバの山荘に御邪魔させてもらうようになったのはおよそ30年前の事だった。 そして、僕とショージ君の子供達が小学生の頃までは、山荘の柱に子供の成長の記録を記すのが正月恒例の行事になっていました。 その毎年続いた行事も、子供が高校生になる辺りからは親にくっついてヤナバの山荘に来ることも少なくなり、ついに柱に新たな成長の記録が書き込まれる事がとても少なくなりました。
それが今度の年末、30歳を過ぎた我が息子が2歳になる子供を連れて、ヤナバの山荘に再デビューする事になったのです。 きっと2歳の孫の身長の記録が柱に記される事でしょう。 過ぎ去った年月の長さと、 「 孫の成長をどこまで見ることが出来るのか? 」 との想いに浸りつつ、 繰り返す人間の生活の歴史を感じながら、 新たに付け加えられる柱の傷や、孫のソリ遊びの様子を眺めることになるのでしょう。
その年末まで残り1ヶ月になりました。
それが今度の年末、30歳を過ぎた我が息子が2歳になる子供を連れて、ヤナバの山荘に再デビューする事になったのです。 きっと2歳の孫の身長の記録が柱に記される事でしょう。 過ぎ去った年月の長さと、 「 孫の成長をどこまで見ることが出来るのか? 」 との想いに浸りつつ、 繰り返す人間の生活の歴史を感じながら、 新たに付け加えられる柱の傷や、孫のソリ遊びの様子を眺めることになるのでしょう。
その年末まで残り1ヶ月になりました。