雨の日は読書 ”幸せの鐘が聞こえる” 西川ヘレン

2022-07-27 12:14:15 | ヤナバ生活
 
”幸せの鐘が聞こえる” 西川ヘレン ISBN4-87643-006-3


  山荘には家を出る時に棋書ばかり、 平積みにしたら高さが30cmにもなるほどの冊数を車に積んで持って来た。 しかし一週間経過した今も一冊も手にして読んではいない。 そんな中、 山荘の居間の片隅に転がっていたTop写真の本を手にしたのは3日前・・・


 昨夜から降り出した雨は、今朝の10時過ぎても降り続いているな中でその本を読み終えた。

 「やすきよ漫才コンビ」西川きよしさんの奥さんの自伝本です。


 ヘレンさんは敗戦後に占領軍として日本に入った米軍将校さんと日本人女性・杉本さんとの間に生まれたかわいい女の子。 占領米軍がアメリカに引き上げた後に生じた、 あいのこ呼ばわりされた彼女の子供の頃の貧乏な生活から始まって、 芸能界入り、 きよしとの出会い、 未だ売れない時代のきよしとの同居生活、 正式な結婚、 何回もの徐々に大きくなる家への引っ越し、 夫の不倫、 そんな話題が展開されて行き、 最後は西川きよし参議院選挙当選に至るまでの物語が綴られていました。

 こういった本が出版されるまでには著者の執筆能力だけでなく、 著者を支える編集担当者の能力も多いに関係している事でしょうが、 興味深い内容と、 読みやすく平易な表現で語られる女性の心の内をも知ることの出来る本でした。

 ショージ君語るところに依れば「オラ、 二度もよみかえしただよ!」との話です。 ブログ記事を書いている今、また雨脚が強くなって来ました、 散歩に出ることも出来ません。 読み終わったばかりで二度読みを始める事はないでしょうが、 8月のお盆の時期に孫を引き連れて山荘にやって来る予定の妻にはこの本の事は紹介しようと想っています、 良い本の部類です。
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