一日中、読書

2009-04-18 21:00:00 | タナカ君的日常
 図書館は9時頃には開くものだろうと朝食後、自転車で出かけてみたのだが、「9時半オープンに変更しました」と張り紙がしてあった。 時間つぶしに、駅のそばの和菓子やで買い物したり、南口まで行ってみたりしてから図書館に戻り、3冊ほどの本を借り出してきた。 その後は一日中、家で本を読んで過ごしてしまいました。 借りた本が面白かったためもあるのですが、四国遍路や登山、熊野古道のハイキングなどで左足の踝の上側の筋が痛んだらしく、少し腫れが感じられ痛みもあって、外を活発に出歩く元気が無いのも一因です。今は鎮痛・消炎の貼り薬をしている状態です。 旅の最中は少し違和感を感じる程度で済んでいたのですが、困ったものです。

 僕が四国方面を遊び歩いている間、株式市場の日経平均はそこそこの値上がりを見せたようですね。出かける前に株は全部売り払ってしまってあったので、その値上がりの恩恵に浴せ無かったのは残念ですが、旅の期間は値動きに煩わされること無く過ごせたかのだから善しとしましよう。 暫く株の取引から遠ざかっていたら、再開するのも億劫になっている。 足の腫れが引いたり、気力が充実して来たらまた始めようとは思うが、このまま株の取引なんか再開しなくてもかまわない気分にもなっている。
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マイクロソフトって傲慢じゃない?

2009-04-17 20:41:09 | タナカ君的偏見
 最近、家のPCを立ち上げるとマイクロソフト社が忍び込ませた”Windows Genius Advance XXXX "なるダイアログが立ち上がって来て、そこには「不正なソフトウエアがインストールされて不具合が生じないように監視してあげる」と言った趣旨の能書きが書いてある。そいつは「自分をインストールしろ!」と主張している分けだ。

 正規に購入したPCとソフトを使っているのだから、何も恐れるものは無いけれど、自分のPCにどんなソフトがインストールするかまでマイクロソフトに筒抜けになる仕掛けが気に入らない。だから毎回[キャンセル]ボタンを押している。 

 それと、今年に入ってから買ったミニ・ノートPCの方は自動アップデートモードの設定にしたら、シャットダウン操作してからも何かを Down Load し、インストールする作業に時間が掛かり、なかなか完全に停止してくれない。 電池の残量が少なくてハラハラしながら作業をしているときなど、頭にくる時がある。

 マイクロソフトは初期のPCユーザーの洗脳に成功した悪しき体験を引きずって、欠陥のあるソフトを毎日トンカチトンカチと修正してはアップデートしていることで、企業責任を果たしていると思い込んで居るのだろうか?

 まあ、ソフトとハードが組み合わさって動いているからOS担当のマイクロソフトにだけ不平を言っても何も改善されないだろうけれど、ウイルスの跋扈する弱いPCシステムが商品として大手を振ってのさばっているのはへんだぜ、まったく!!

四国遍路で受戒まで受けてきたのに、★印を付けた項目は旅の途中、そして▲は今
犯しているのでしょう。(項目はWikipediaより抜粋)
* 不殺生(ふせっしょう) 生き物を殺しません。
* 不偸盗(ふちゅうとう) ものを盗みません。
* 不邪淫(ふじゃいん) みだらな男女の関係をしません。
* 不妄語(ふもうご) うそいつわりをいいません。
* 不綺語(ふきご) たわごとをいいません。
▲ 不悪口(ふあっく) 人の悪口をいいません。
* 不両舌(ふりょうぜつ) 二枚舌を使いません。
* 不慳貪(ふけんどん) ものを慳み貪りません。
★ 不瞋恚(ふしんに) いかり憎むことをしません。
* 不邪見(ふじゃけん) まちがった考え方をしません。
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日常生活への戻り

2009-04-16 15:25:12 | タナカ君的日常
 四国遍路から戻って来て、早くも2日が過ぎようとしています。
車に積み込んであった汚れた衣類の整理やら、炊事道具の後片付け。 拾った財布を警察へ届けて下さった方への礼状書き。 出発前に社会保険事務所へ発送した書類の処理状況の確認。旅行費用の清算(妻との間で)、これら諸々の作業であっと言う間に時間が過ぎていきます。 昨晩は夕食すんだら眠くなってしまい、8時過ぎに就寝です。

 そして今朝は5時にスッキリと目覚めました。 胃腸も快調で、いつに無い良形のUNKOが
     (臭いものを見たくない人は押さないで下さい
出ました。 優に1尺を超える鰻くんですね。
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高野山での受戒

2009-04-15 15:42:50 | 国内旅行と山歩き
 4月10日に高野山に上った目的は、四国遍路の納経帳の高野山のページに納経印を貰うスタンプラリーに参加する程度の気分であった訳です。 まあ、その他に見所が沢山ある観光地の気分でした。 そしてユースホステルに泊まった翌日、お得な6ケ所の観光チケットを入手して、観光スポット巡りとなりました。その中に大師教会での”受戒”体験チケットも含まれていました。 金剛峰寺、博物館などを見た最後に大師教会に入りました。 受付でチケットをもぎって貰う時に「お受戒は2時からですが、1時45分までには○△にお集まり下さい」と言われ、訳が分からぬまま、それを待ちました。

 受戒堂(?)と呼ばれる畳敷きの部屋に導かれた参加者は6グループ・30名を越えていただろうか? その中には多人数の新入社員研修の一団も含まれていました。 堂の周囲の板戸を閉めると内部はかなりの闇になりました。周囲に人が居るのは形で分かりますが、表情などは識別できません。

 「阿闍梨様がお出でになるまでお待ち下さい...」と言われて、待つこと暫時、後方の廊下を踏む足音と涼やかな鈴の音が側方に周り、前方へと移動して来ます。 暗闇の中ですから、音に神経は集中しています。 登場した阿闍梨様の顔形も殆んど分かりません。 静寂の中、とても良く透る声で ”おんぼうちしった ぼだはだやみ”の真言や ”南無大師遍照金剛”の御宝号、そして受戒の中心” 不殺生、不悪口、不邪見などの他に漢字変換が困難な十の戒め”を唱えます。 後半では阿闍梨様が若い頃に体験した、小児麻痺の子供から聞いたという逸話を語って下さいました。そのハンディを負った子供の前向きな生き方や考え方に触れ「物事を悪くとるばかりでなく、前向きに考える事の重要性」について語り、 最後に「こうやって皆様が高野山にお参りし、受戒を受けるなど積極的に係わって下さるからこそ、千何百年の伝統が引き継がれて行くのです」とお礼の言葉を述べ、最後は参加グループの代表者に”菩薩戒牒”なるお札を手渡してくれました。 退出の時も、鈴を音を残しながら堂を巡る足音が遠ざかって行きました。


 この一連の”受戒”の儀式も、あの暗闇の空間、鍛えられたよく透る声などが其れなりに効果をあげて「真言密教の舞台」を見た気分でした。 だって、小児麻痺の子供の逸話など、明るい場で聞いたら、臭い話にしか聞こえないですもの。
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四国遍路の旅 帰宅

2009-04-14 18:46:24 | 国内旅行と山歩き
4月12日 財布を落とした一日、紀伊・田辺から志摩半島・安乗岬の民宿へ移動

 実はこの日の午後に、クレジットカード等の入った財布を不注意で落としてしまったのですが、本人は全く気づくことなく、慌しく旅を続けました。

 車中泊した田辺市の海辺の有料駐車場は、夜間に爆音族の走行区域の中心地点であったらしく、真夜中から明け方までバイクでエンジン音をバオン・ブインと撒き散らし走り回っているので快眠出来ない。 一刻パトカーでもやってくるのかサイレンの音が近づくと、爆音連中もどこかに散って静かになるのだが、暫くすると、またぞろ集まってくる。 眠れないので未明の4時に移動を決意、ここに到着する前に通りかかった田辺漁港の岸壁に移り、日が高く登った8時頃まで睡眠を取りました。 

 この日は、熊野古道の中でも石畳の保存状態が良好な尾鷲市近くの”馬越峠”という峠道を歩いてみるつもりでいたのだが... 朝の出発が遅れた上に、海辺の磯に降りて見たり、潮岬灯台を見学したりしたので、朝に予約を入れた志摩半島の先っぽの安乗岬にある民宿までたどり着くのが精一杯でした。  紀勢自動車道、伊勢自動車道、それに続く鳥羽ラインを走行して行きましたが、最後の鳥羽ラインの途中にある料金所がETCに対応していません、そこで現金を機械に入れる際の停車位置がまづく、ドアを開けて車から降りて硬貨を受け口に放り込む動作をしました。 多分その時に、ポケットから出して膝の上に乗せておいた財布が車外に落ちてしまったらしいのです。 料金を投げ込んで、発進した直後に後続の車が警笛を鳴らすのが聞こえました。しかし警笛を「何をモタモタしてるんだ!!」の嫌味と受け流し宿まで走り続けたのです。 交通不便な安乗崎の民宿は一万円の宿代で海の幸のオンパレードです。 *** 今回の旅の打ち上げ!! *** 的雰囲気でビールも美味しくいただきました。 財布がなくなっているのに気付いていれば、ビールもご馳走も美味しくなかったでしょうけれどね。



 

4月13日 財布が無事に戻った一日、熊野古道・馬越峠道を歩き、高遠・夜桜見物

 朝食を済ませ、宿代を払う頃に財布が見あたらない事に気付きました。 部屋に持ち込んだ荷物、車の中に残してある荷物、全て開けて点検しましたが見つかりません。 クレジットカードの紛失手続きを電話で進めました。 2年前にUKでもカードの置き忘れを体験しましたが、困ったものです(<<他人事モードの物言い)。

 昨日高速道路に乗る直前に財布の中からETCカードを取り出して装着したので、その時点では財布は確実にあったのです。 ただ運転中に停止もせずにズボンのポケットから財布を引っ張り出して元に戻せないから股の間に転がしておいて運転を続けていたのです。 そんな事を思い返している内に、鳥羽ライン料金所での車のドアを開けた行動、後続車の警笛、財布の紛失、全て一つに繋がりました「あそこで落とした可能性が高い!!」とね。 鳥羽警察まで赴き、落し物の届けをしました、係りの女性は届出書式を持ち出し、記入するように言います。 住所・氏名・連絡先・財布の色・形・中身・無くなったと思われる地域・時刻等など。 全部記入が済んだ頃「実はもっと早くに教えてあげようかと思いましたが、財布は届いています。 これでしょうか?」と僕の財布を持ち出して見せてくれました。 拾ってくださった方は高知県の方だったそうです。連絡先のメモをいただきました。 後できちんとお礼をしなくちゃね。



 一挙に気分が明るくなったので、昨日走った高速道路を尾鷲手前の道の駅「海山(みやま)」まで戻り、熊野古道”馬越峠”をトライして来ました。 この峠道の入り口近くには車が数台駐車出来る余地があります。 歩いている人は、僕達のように「古道の一部を体験してみよう」という人が大半のようですが「伊勢から4日かけてここまで歩いて来て、新宮」まで歩く予定です」と頑張る人も一名いました。その他に、健康のために歩いている雰囲気の地元人もチラホラと。 峠から更に山頂に大石を載せる天狗倉山のピークを踏んできました。

 下山後は「家まで車を走らせるのは無理だけれども出来るだけ近づいておこう」と中央高速「伊那」インターまで走り、桜で有名な高遠城近くの河川敷に設けられた無料駐車場で泊まりました。 本当は疲れていたので、すぐに眠りたかったのですが、ビールを探しに町並みを歩いていると「華留運(ケルン)」なる店名の蕎麦・居酒屋に遭遇。そこは南アルプス北部地域の山岳救助隊で永いこと活躍された方がマスターをやってました。美味しいビールを戴いたら元気が回復しちゃったので、城跡の夜桜見物をしてから眠りに就きました。 ここの桜は「タカトオコヒガンザクラ」と呼ぶものだそうで、染井吉野よりもピンク色が濃いですね。




4月14日 高遠から帰宅・昼寝 曇りのち雨


僕達の泊まった無料駐車場には朝の6時には花見客の車が到着してました。 昨晩の夜桜は照明の明かりで見たので、自然な状態でも見たかったので、明るくなった6時半ごろ城跡に登りました。



 花見を済ませ、混まない内に高遠とサヨナラ!! 甲府の少し手前まで一般国道を走り、その後中央高速を使って午前11時30分、無事に家にもどりました。 全走行距離3700kmほどの旅でした
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高野山での一日

2009-04-11 20:50:23 | 国内旅行と山歩き
昨夕、高野山のユースホステルに宿を取りました。 宿泊客10人ほどのうち日本人は我々2人だけ、ノルウェー、ドイツ、カナダなどから来ていました。 ノルウェーの男性が娯楽室の碁盤の前に座り込んでいたので「囲碁をやりますか?」と聞くと嬉しそうに「出来ます!」と日本語で答えてくれるではないですか。段位を聞くと「5段」だそうな。 そこで僕が4子置かせて貰って、打つことにしました。 2局打ったのですが2回とも僕の負け、それも石を取られて大差の負け。

 そして今日は高野山奥の院での納経です。四国の札所と異なり、遍路の姿をしている人も何人か居たけれど、般若心経を唱える声が聞こえない。これが当たり前なのか? 惰性で僕は般若心経をあげてきましたけれどね。暑いくらいの良い天気で日差しも強く、杉木立の中の苔むした墓所もなんだか軽薄な感じにしか写真に写せなかったです。 納経が済んでからは、山内の見所巡りの完全観光モードの半日を過ごしました、途中、就職活動スタイルの集団が居たので聞いてみたら、栗本鐵工所の新入社員研修参加者の一団だそうです。




 午後3時、高野山を離れ、龍神スカイライン経由で下山して、田辺市の公園の駐車場で泊まっています。 
 山陰路を北上してきたF君から電話が入りました。京都府に入ったそうです。明日もう一日歩いてから帰宅するようです。 僕たちも明日熊野古道の一部を歩いて今回の旅を終わり、帰宅することになります。
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四国から高野山へ移動

2009-04-10 20:46:48 | 国内旅行と山歩き
4月10日 四国を離れ高野山に泊まる、 途中 吉野山の桜見物。 快晴

四国遍路と四国の2峰を登り終え、いよいよ今日は四国を離れます。四国遍路の総仕上げ高野山に向かうために、そのルートを徳島-和歌山フェリーも考えていたのですが、高松近辺に泊まった僕たちは、徳島港を朝の8時10分出航の便には無理があるので、高速道路を神戸・大阪・和歌山と走って高野山に向かうことにしました。 途中気が変わって、吉野山の桜見物を組み込むことになりました。なにせ「交通規制までしている桜の名所はどんな感じの所か? 見ておきたい」と言う野次馬根性での予定変更です。

 紀ノ川の岸辺の道、県道39号線から山に登る県道37号線の交差点で、いきなり交通規制です「上から観光バスが降りてきますので、暫くお待ち下さい」と停止させられました。数えてみたら大型観光バスが20台以上、その他に普通車やマイクロバスも連なって降りてきました。 それが済むと、やっと登り始める事が出来ました。 上部の駐車場はたいした賑わいです。料金を徴収する人、誘導する係り、いったい何人いるのだろう?1500円もふんだくられて、手招きの方向に車を進め、正規に駐車しました。 そこのトイレは大混雑、特に女性の列は50人以上の行列が出来ている。
 参道も人の流れはJR新宿駅の通勤ラッシュ時間帯を少しノンビリ味にした程度でした。 桜の眺めもそれなりではありましたが、人出の凄さにくたびれました。




 桜を見物するのは近所の一本の樹で充分です。 桜のシーズンに吉野の山に2度と来るつもりはありません。 僕の明日は四国遍路の総まとめ、高野山の参拝です。 妻は大阪に住んでいる息子夫婦の所を訪ねる予定でいます。 そのことで、少し計画に齟齬が生じつつあるのですが、どうなりますか...
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剣山 登山

2009-04-09 22:26:00 | 国内旅行と山歩き
4月9日 剣山登山、 夕食:山田うどん、 快晴

 妻の日本百名山ピークハントに付き合っての剣山登山が今日のメインです。 昨夜泊まった新居浜の宿を07:30に出発、高速道路も利用して吉野川沿いの貞光ルートから見越まで高度を稼いでしまう。 石鎚山と比べて標高は50mほど低いだけだが雪の付き方がまったく少ない、それに登って下って登る無駄が無い、単調登りの山なので山頂までの登りは2時間弱で到着してしまう。写真は剣山の山頂付近から隣の山”次郎笈”を背景にしたものです。

 車の下山ルートは穴吹駅への別ルートを選んだのですが、これが大失敗。 大分山を下って、吉野川まで10kmほどの地点での急傾斜な法面の改修工事で車の通行を30分も全面ストップさせるのです。 四国の工事方法恐るべしです。



 この後、脇町でウダツの町並みを再度見物して、”2年前のお遍路”さんお勧め屋島の隣、八栗寺ロープウエイ近くの山田うどん店へ夕食を食べに車を飛ばして行きました。 うどんの腰の強さ、店を取り巻く庭園の雰囲気など、すべて良かったですよ!!、単品の押し寿司も旨かったです。
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石鎚山登山

2009-04-08 20:54:12 | 国内旅行と山歩き
4月7日

 坂出駅にて東京からやって来た妻と14:00合流、石鎚山登山口に近い西条市まで高速道路を使って戻り、64番札所に程近い湯之谷温泉に泊まる。この宿は平地にあり、「どうして湯之谷と呼ぶのか疑問な場所にある」地元の温泉銭湯的雰囲気の商売をやっている。札所に近いので宿泊客の大半はお遍路さんでした。

4月8日

 7時からの朝食を食べ、すぐに車で石鎚ロープウエイに向かい 朝一番の08:40発の便に乗った。 石鎚山は今治ルートから四国に入った時に残雪の状態が気になっていたので、妻には念のためアイゼンを用意してくる様に連絡をしておいた。更に、遍路用に運動靴で来ていた僕には登山靴を持ってきてもらいました。

 ロープウエイの上側の成就駅にはなんと軽アイゼンの無料貸し出しが用意されていました。 駅員さんに雪の状態を聞いてみると「昨日登った人はアイゼンを借りて行って良かった」と言っていたそうなので、 僕もそれを借りて行きました。

 夜明かし峠の下から残雪が所々現れ、土小屋からのルートが合流するあたりからは完全に雪の上を歩く事が多くなりましたた。四国の山を舐めていましたね...
でもアイゼンを借りてあるので問題なかったですけど。




 山頂でカップラーメンの昼食。 無風快晴、ご機嫌すぎて前方に聳える天狗岳のピークも踏んで来ました。

 下って来てから、新居浜の街まで移動して宿をとりました。 明日は剣山を目指します。

 
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四国遍路 結願そして観光旅行

2009-04-07 12:36:23 | 国内旅行と山歩き
4月5日 結願の日、 曇り時々太陽。

 きょうは3つの札所が直線状に配置された、86番から88番のお寺を巡りました。 問題は歩きではおよそ一日フルコースルートなので、どの様に車と自転車と歩きのコンビネーションをとるか悩みました。 車を86番に置いて歩いて行ったとしたら戻りをどうしたらよいか? 88番は香川と徳島の県境付近の山の中で、公共の交通機関がとても不便な所なのです。結局考えた方法は以下の如し。


1. 車で中間位置の寺(87番)に行って、その駐車場にて自転車を下ろす。
2. 自転車で86番を往復する。
3. 車で88番に接近、手前の適当な場所の宿に車を置かせてもらう。
4. 宿から88番を徒歩で往復。

そして実行結果ですが、1と2は予定通りに進みました。 しかし3番の適当な位置の宿を探しながら車を走らせた結果は88番の門前にまで来てしまったのです。

 仕方なく車での結願の寺、88番への参拝となってしまいました。 完全自転車でもない、歩きと車も併用した僕の四国遍路、今回の旅はこれで一段落です。 でも最後にケチが付いた気分で落ち着かないので、参拝後山越えルートの女体山・山頂(標高差300m程度)を往復してから、宿に入りました。

 今回の旅で始めての遍路宿泊まりです。 洗濯機を使わせてもらって、一週間分の汚れ物を洗って乾燥させました。今夜は久しぶりに畳の上に敷いた布団に包まれて眠れます。

 同宿の客は尼さん一名、フロリダからやって来た59歳の大学教授一名、僕より上の年代のおじさん3名、僕と尼さんを除く他の方々は真面目な歩き遍路さんでした。
 フロリダおじさんはフランスからスペインへ続くヨーロッパ版遍路道で出会った日本人に聞いて四国遍路に出かけてきたそうです。  佐賀県在住の一人の方は遍路2回目で83歳だそうですが、今朝86番をフロリダさんと出発して来たそうで、お互いの健闘をたたえあってました(日本語、英語ごちゃまぜ一方向会話と思って聞いてましたが、意思が通じてるんでしょうね、不思議なことに)。  他のおじさん二人は「言葉が分からんから外国の旅なんかしたく無い、フロリダさんは良く大丈夫だな?!」と言ってます。 フロリダさんは「俺だって日本語なんかぜんぜん分からないよ! でもこうやって四国を歩いてるだろ、旅なんてそんなもんだよ(意訳)」「それに、こうやって日本風の食事をしたり、皆がワイワイやってる雰囲気が好きなんだよ」と、まあ旅慣れた方なんですね。

 宿のおばさんが「皆さん明日の朝食は何時にしますか?一番早いのは6時からです」と聞くと、僕を除く全員が「じゃあ6時でお願いします!」だってさ。 俺は何時に目が覚めるかな?
 
 全員で記念撮影して、メールアドレス持っている人には、それを教えてもらって後で送ることにしました。中の一名は住所を書いて「ここに郵送してください」 だってさ、 俺は「メールアドレス持ってる人には送りますよ」と言ったんだけどな、 しょーがねーか...   「それではお休みなさい」 そして「Good night!」

4月6日 四国観光モードの旅、 良い天気

朝食を食べている時に昨夜「写真を郵送してくれ」と言ってた人が宛名を書いた封筒に切手代金を添えて手渡してくれた。 昨夜はあんなこと考えてゴメン。

 昨日めでたく88番目の大窪寺の参拝を済ませました。 これから明日の午後に四国にやってくる妻と落ち合うまでは何の予定も無い自由時間です。 そこで四国観光モードに切り替えて動き回りました。 回った先は、山を下って、徳島県の”土柱”ここはUSAで言えばBrice canyonのミニ・ミニ・ミニ・ミニ版、見るほどの物ではなかった。 ついで吉野川を少し上流に行った脇町のウダツの町並み。 ここはお勧めな場所です、藍染めが盛んだった昔に吉野川の水運と共に栄えたそうで成功者の家:うだつの付いた家が立ち並び、電柱も撤去され、ウダツの挙がっている家も、そうで無い家にも、通りに面した部分に竹を加工して作った花入れを設けて季節の植物が飾られています、とても好感のもてる所でした。

 再度、山越えして香川県に戻り満濃池に立ち寄りました。 ここは昔から溜池の多い香川県を代表する池(実際は池を通り越したサイズ)で北側の丘陵地には国営の公園が設置されていました。 立川の昭和記念公園が平地のそれとすれば、ここは丘陵地の公園です。 桜をはじめ各種の花が真っ盛り、家族ずれもそこそこ来ていました。

 善通寺付近の前に来たネットカフェでメールチェック。 アルバイトを申し込んであった先から「戻り次第連絡されたし」と入っていました。

 

 そして最後は多度津の町で少林寺拳法の総本山の訪問です。 ここは昨年NHK「鶴瓶の家族に乾杯」の番組で紹介されていた場所で四国に行ったら、是非見学してみたいと思っていた所です。 月水金の18:30から道場で訓練があるのを調べておいたので、16時過ぎに事務所を訪ねました。 Well came状態で館内を案内して下さいました。案内して下さった方は、それなりの地位の方であった様ですれ違う関係者が軽く会釈をして通り過ぎます。 練習の見学もOKして下さいました。 練習開始の時刻まで間があるので夕食をとりに駅まで戻りました。しかし食堂の少ない町です。駅近くで見つけるのに苦労しました。

 練習開始時刻までに少林寺の道場に戻って見学、 少年部のこの時間帯は20人強の子供たちが来ていました。 ラジオ体操の動きや相撲の四股の形などの柔軟体操から始まり、途中5分の休憩を挟んで型の訓練、最後は心の修養に近い教えの唱和、座禅など、なかなかやるなと思う1時間半の訓練でした。 休憩時間には道場狭しと鬼ごっこで駆け回っていた子供たち(小学生低学年から)がシーンと静かに座禅している姿は感動的でもあります。 また本当の最後には正座した師範が子供たち一人一人と握手し、合掌のような姿勢を取り合ってお別れするのです。 遠くてわかりませんでしたが、その時になにか言葉をかけているかもしれません。



 周辺には子供を送ってきたお母さん方が数人いました。子供を入門させようと見学に訪れた家族もいました。 訓練費用は一ヶ月4000円程であるようです。「街中の個人道場では年間9000円程度で済むので、状況に応じて決めていただければ宜しいでしょう」と話していました。 子供たちを指導されていた方の面立ち、物腰、すべて好感を持ちました。 NHKの番組でもそれを感じたから見学してみたかった訳ですけれど。



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