北海道に来れば「形が大きくて美しい雪の結晶に出会える」 それは幻想になってしまいそうです。 そんな言葉で昨日のブログでは締めくくりの文章を加えて、 宿をチェックアウトする前にUpした。
宿をチェックアウトしたのは9時を回った時間、 立体駐車場の係員のオジサンとの立ち話で 「東京から雪の結晶の撮影に来たのだけれど、 大きくて綺麗な形の雪に未だ出会えない」 そんなボヤキ言葉を口にしたら、 「昨日の朝には結構大きて綺麗な雪が降って居ましたよ」 と意外な答えと共に、 「良い写真が撮れると良いですね」 と送り出してもらったのだった。
そして旭山動物園に向かった訳だが、 冬期の開園時間は10:30からで、 到着が早すぎて30分以上も待たないとなりませんでした。 その暇つぶしに、 動物園に到着する前に見えた 「旭山山麓の霧にもやった風景でも撮影してみるか」 そんな想いで動物園の駐車場を離れ、 山麓を車で走ってみたのです。
そして、 たまたま何の施設か判らないままに車を乗り入れた場所が旭川の斎場の一つ「旭川聖苑」でした。
その施設の駐車場で車を降り、 周囲の雪面を観察すると、 なんと、 雪の結晶だらけでした。
「これは凄いぞ!!」 そう思ったものの、 日陰の気温はマイナス3℃程度でしたが、 既に駐車していた車の陽の当たる部分のドア等は暖かみを感じるほどでした。 手早くやらないと、 今見えている雪の結晶だって形が崩れるのは時間の問題でしょう。 急いで冷却を必要とする「試料ステージベース」と「試料ステージ」を車の蔭になっている雪面に置いて冷やし始めました。
しかし、 今までは地面に降り積もった雪の中から雪の一片を筆先に掬い取る作業はやった事がありません。 上手く掬えるかどうか判りません。 他の雪がくっついて来て塊状態でしか掬い取れないかもしれません。 とりあえず試しにやって見たところ、 完全に一片だけと言う訳には行きませんでしたが、 なんとかなりそうでした。 そんな状況の中で、 ステージが冷えるのを待ちながら、 とにかく雪を掬い取る努力を続けました。 そしてなんとか掬い取り、 余分な雪を取り除き、 一片の雪として撮影出来た一枚がTop写真な訳です。 時刻は11時半になっていました。
この写真の雪ですが、 僕が初めて出会った大きなサイズの結晶でした。 試料ステージにしている銅製のワッシャ内径は16mmΦですから、 そのサイズとの比較で言うと7mmほどの大きさです。
そんな大きな結晶の雪が降った理由はなんなんでしょう?
夕刻に名寄のYHで出会った方の話ですが、 羽田を離陸する条件として旭川空港周辺は濃霧のため着陸出来ない可能性もある。 千歳への着陸、 羽田への戻り、 それを了承した上での出発であったとの事でした。
僕が午前10時近くに見た旭山周辺に纏わり付いていた霧はその名残だった様です。 こんな事から想像するに、 飛行機の着陸を妨げるほどの霧が発生していたのですから、 空気中の相対湿度が高く、 その中を落ちて来る雪の結晶の成長を助けたのではないでしょうか?
しかし、 せっかく夢に見た大きな結晶サイズの雪でしたが、 困った事も生じます。 持ってきたステージでは、 雪のサイズに対して「周辺の余白部分がせせこましすぎる」感じが強くします。 また「背景画像のサイズとも不釣合い」な感じがします。 こんな大きなサイズの雪を相手にするとなれば試料ステージの大きさも背景画像のサイズも変えたほうが良さそうです。
心は直ぐにでも 「試料ステージを作り直したくなりました」、 どこかのホームセンターに立ち寄って工作材料や加工用の工具を仕入れるために、 旭山動物園の見物時間は大幅に端折りました。 更に下道を使わずに士別までは高速を利用、 名寄近郊のYHにも早めにチェックイン。 直ぐにステージ作りに取り掛かりました。 なんとか大きな画角のステージを暫定的にでっち上げる事が出来ました。
そんな俄作りのステージ持参で、 今日は朝食を済ませたら、 いよいよ今回の旅の主要な撮影目的地である朱鞠内湖に向かいます。
追記 : 朱鞠内・湖畔の宿にて
天気予報は曇りだけど、 朱鞠内湖でも北海道の常識なのか、 上空に月が見える中で小雪が舞って来た。 サイズは関東地方の物と同じくらいで、 用意して行った試料ステージで充分だった。 とにかく降り止まない内に写真を撮ろうと夕食前に一頑張りした。
その撮影した写真を追加Upです。
この雪の背景はTop写真と同じ背景画像の中に置いての撮影です。
如何に雪のサイズが異なるか判ろうと言うものです。
宿をチェックアウトしたのは9時を回った時間、 立体駐車場の係員のオジサンとの立ち話で 「東京から雪の結晶の撮影に来たのだけれど、 大きくて綺麗な形の雪に未だ出会えない」 そんなボヤキ言葉を口にしたら、 「昨日の朝には結構大きて綺麗な雪が降って居ましたよ」 と意外な答えと共に、 「良い写真が撮れると良いですね」 と送り出してもらったのだった。
そして旭山動物園に向かった訳だが、 冬期の開園時間は10:30からで、 到着が早すぎて30分以上も待たないとなりませんでした。 その暇つぶしに、 動物園に到着する前に見えた 「旭山山麓の霧にもやった風景でも撮影してみるか」 そんな想いで動物園の駐車場を離れ、 山麓を車で走ってみたのです。
そして、 たまたま何の施設か判らないままに車を乗り入れた場所が旭川の斎場の一つ「旭川聖苑」でした。
その施設の駐車場で車を降り、 周囲の雪面を観察すると、 なんと、 雪の結晶だらけでした。
「これは凄いぞ!!」 そう思ったものの、 日陰の気温はマイナス3℃程度でしたが、 既に駐車していた車の陽の当たる部分のドア等は暖かみを感じるほどでした。 手早くやらないと、 今見えている雪の結晶だって形が崩れるのは時間の問題でしょう。 急いで冷却を必要とする「試料ステージベース」と「試料ステージ」を車の蔭になっている雪面に置いて冷やし始めました。
しかし、 今までは地面に降り積もった雪の中から雪の一片を筆先に掬い取る作業はやった事がありません。 上手く掬えるかどうか判りません。 他の雪がくっついて来て塊状態でしか掬い取れないかもしれません。 とりあえず試しにやって見たところ、 完全に一片だけと言う訳には行きませんでしたが、 なんとかなりそうでした。 そんな状況の中で、 ステージが冷えるのを待ちながら、 とにかく雪を掬い取る努力を続けました。 そしてなんとか掬い取り、 余分な雪を取り除き、 一片の雪として撮影出来た一枚がTop写真な訳です。 時刻は11時半になっていました。
この写真の雪ですが、 僕が初めて出会った大きなサイズの結晶でした。 試料ステージにしている銅製のワッシャ内径は16mmΦですから、 そのサイズとの比較で言うと7mmほどの大きさです。
そんな大きな結晶の雪が降った理由はなんなんでしょう?
夕刻に名寄のYHで出会った方の話ですが、 羽田を離陸する条件として旭川空港周辺は濃霧のため着陸出来ない可能性もある。 千歳への着陸、 羽田への戻り、 それを了承した上での出発であったとの事でした。
僕が午前10時近くに見た旭山周辺に纏わり付いていた霧はその名残だった様です。 こんな事から想像するに、 飛行機の着陸を妨げるほどの霧が発生していたのですから、 空気中の相対湿度が高く、 その中を落ちて来る雪の結晶の成長を助けたのではないでしょうか?
しかし、 せっかく夢に見た大きな結晶サイズの雪でしたが、 困った事も生じます。 持ってきたステージでは、 雪のサイズに対して「周辺の余白部分がせせこましすぎる」感じが強くします。 また「背景画像のサイズとも不釣合い」な感じがします。 こんな大きなサイズの雪を相手にするとなれば試料ステージの大きさも背景画像のサイズも変えたほうが良さそうです。
心は直ぐにでも 「試料ステージを作り直したくなりました」、 どこかのホームセンターに立ち寄って工作材料や加工用の工具を仕入れるために、 旭山動物園の見物時間は大幅に端折りました。 更に下道を使わずに士別までは高速を利用、 名寄近郊のYHにも早めにチェックイン。 直ぐにステージ作りに取り掛かりました。 なんとか大きな画角のステージを暫定的にでっち上げる事が出来ました。
そんな俄作りのステージ持参で、 今日は朝食を済ませたら、 いよいよ今回の旅の主要な撮影目的地である朱鞠内湖に向かいます。
追記 : 朱鞠内・湖畔の宿にて
天気予報は曇りだけど、 朱鞠内湖でも北海道の常識なのか、 上空に月が見える中で小雪が舞って来た。 サイズは関東地方の物と同じくらいで、 用意して行った試料ステージで充分だった。 とにかく降り止まない内に写真を撮ろうと夕食前に一頑張りした。
その撮影した写真を追加Upです。
この雪の背景はTop写真と同じ背景画像の中に置いての撮影です。
如何に雪のサイズが異なるか判ろうと言うものです。