大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

サンコウチョウ3羽、コルリ4羽 2019.5.9

2019年05月09日 | Weblog
 曇天も気温はやや高く、空気はさらっとしていて過ごしやすい。
 春の渡りも終盤になると、サンコウチョウの時がやってくる。今朝は計♂3羽。

 東外堀沿い藤棚で1羽、梅林南側上桜広場で1羽、飛騨の森で1羽。梅林から青屋門付近でサンコウチョウが1羽、高い木にとまる。
 より近い方へと、梅林の東外堀天端に駆け上がると見当たらない。登っている間にどこかへ飛んだようだ。
 
 大将の話しでは飛騨の森のサンコウチョウが東へ東へ移動していた。このサンコウチョウはその個体だろうと。

 尾の長いなかなかのイケメンだが、落ち着きがなく手強いタイプだと。どおりですぐに見失ってしまった訳だ。

 コルリは飛騨の森と市民の森で計♂4羽。春の渡りでコルリのピークは遅い。多くの夏鳥は4月の初めから次々と現れるが、コルリは4月の下旬から5月になる。これがいつも言う、遅刻してくるタイプの意。

 一方秋の渡りでは、多くが9月から10月に次々到着するが、コルリは早く8月下旬にはピークを迎える。これが早退するタイプの意。

 つまり、コルリは春の到着が遅いのに、秋の渡りは早く大阪城公園を後にしていく。「コルリは、遅刻して早退するタイプ」 の所以。

 昨日は大阪南部にある温泉旅館で、朝から露天風呂に入って部屋でゆっくり酒を飲むという優雅な時間を過ごした。
 梅林南側上桜広場にムギマキが出ていると、鳥友たちから連絡メールをいただいたが、何杯飲んだかも分からず、ぐでんぐでんの酔っぱい状態。

 部屋に飾ってある花が何か聞かれ、「知らん」 と答えると、何と正解!! シラン(紫蘭)という花らしい。
 大阪城公園にもあるのではないかと。今朝回りながらちょっと意識して探して見たが分からなかった。花の事なので、今度ひでキングに聞いてみよう。

 マミジロ♂3♀1。市民の森、飛騨の森。飛騨の森では美しい声で 「キョリンツリー。キョロンッリー」 と鳴き続けていた。市民の森でもよく鳴いていたと。

 センダイムシクイ、市民の森、飛騨の森で4羽。

 メボソムシクイ市民の森2羽。昨日はオオムシクイも鳴いたそうだ。

 エゾムシクイ2羽 飛騨の森。

 コサメビタキ3羽 音楽堂西側上、飛騨の森。

 キビタキ9羽 ♂6♀3 飛騨の森ほか。

 ツバメ4羽。

 トラツグミ1羽 飛騨の森。

 カルガモ2羽 人工川。

 キンクロハジロ♂♀ 南外堀。

 マルガモ型雑種 ヒナは6羽に減少していた。11から9にそして6。

※追加情報=ムギマキ♂、ノジコ、愛の森。ビンズイ市民の森。アカハラ市民の森で17羽。今日もムギマキ!

●今日の鳥たち。
 サンコウチョウ、マミジロ、コルリ、センダイムシクイ、メボソムシクイ、コサメビタキ、カルガモ、キンクロハジロ、カワウ、ツバメ、キビタキ、トラツグミ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、コサギ、ムギマキ、ノジコ、ビンズイ、アカハラ。 

◆◆カワラヒワ (2007.4.19 一番やぐら)
 茜色、浅黄、萌葱色など伝統色という日本の色がある。染物や絵画などに使われたもので、主に草木を原料としてから染め出した。色合いは日本の風土によく調和するものだ。
その中に鶸色(ヒワ色)がある。緑色とやや暗めの黄色との中間の色合いだ。
 鶸は枕草子の38段に出てくるが、清少納言も同じ鳥を見ていたんだと思うと、不思議でしかも彼女に親近感も沸く。
 しかし、見た鶸はカワラヒワなんだろうか、それともマヒワだろうか。想像では多分カワラヒワだろう。マヒワでは「鶸色」の深みがない。やはりカワラヒワのこの微妙な色合いが「鶸色」に合う。これでしか表現できない色だ。
 図鑑でどう表示されているか調べてみると、褐色がかった暗緑色。あるいはオリーブ褐色。とある。鳥を知らない人がこれを見て、どんな色を頭に浮かべるだろうか。 
コメント
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